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<ラグビー>ルール大幅改正案、国際機構で1日に検討

5月1日2時30分配信 毎日新聞

 国際ラグビー機構(IRB)が今年から改正を検討している新ルール案の内容が30日、わかった。5月1日に開く理事会で決める見通し。日本協会のレフェリーや強化担当者が「ラグビーの質が変わるだろう」と話すほど大幅な変更案が含まれており、会議の行方が注目される。【野村隆宏、高橋努】

 改正案の趣旨は、密集でもみ合う時間を短くしたり、プレーが途切れる要素を少なくした上で、キックよりもランニングプレーでの攻撃を促すもの。改正ルール案の中には、これまでの常識を覆すものも含まれている。例えば、ラック(地上にあるボールを挟んでの密集)では「手でボールを扱えない」というルールを廃止する。加えて、攻撃側が密集からボールを出せなかった場合は、相手にフリーキックが与えられる。こうした新ルールを採用すると、密集から早くボールを出して攻撃するケースが増えるとの狙いだ。

 また、これまでペナルティーキック(PK)が与えられていた反則は、オフサイドや危険なプレーを除き、原則としてフリーキック(FK)とする案もある。PKから直接タッチにけり出した場合は、けった側がボールを投入してラインアウトが行われるが、FKだと相手にボールが渡る。このため、反則でタッチキックを狙うケースが減る見込み。他にも自陣22メートルライン内から直接タッチにけり出す場合のルールにも変更が加えられ、タッチキックによるゲームの中断を減らす方向だ。

 IRBでは、実験的に新ルールで行った試合や、今年から一部の新ルール案を採用した南半球のクラブ対抗戦「スーパー14」からの報告などをもとに、日本を含めた各加盟協会に意見を求めていた。日本協会に入った情報では欧州の有力協会が反対している案も多く、1日の会議でどこまで採用されるかは読みにくい。

 採用された新ルールの実施は今年9月からになる見込み。日本でも原則として今秋開幕のシーズンから新ルールで試合を行う方針だ。トップリーグも、今季からの採用を確認。上級のレフェリーにも既に、新ルールの日本語訳が渡され、対応が始まった。

 今回のルール改正案について、元日本代表監督の向井昭吾コカ・コーラウエスト監督は「日本に有利になる点もあるが、キックが制限されてプレー時間が長くなることで体力的にはきつくなる。体力強化をしなければ勝てなくなるだろう」と話している。【野村隆宏、高橋努】

 ◇主なルール改正案◇(カッコ内は現行ルール)

【モール、ラック】

▽ラックで立っている選手は、地上にあるボールを手で扱ってよい(手で扱うとペナルティー)

▽ボールが出ない場合は、防御側のフリーキック(前進している側または攻撃側ボールのスクラム)

▽防御側は、モールを引き倒してもよい(モールを故意に崩せばペナルティー)

【スクラム】

▽SHを除くバックスは、両チームともスクラムの最後尾から5メートル下がっていなければならない(最後尾の線まで出てもよい)

【ラインアウト】

▽自陣22メートル以内に自分たちで持ち込んだボールを直接タッチにけり出した場合、けった地点に戻されてラインアウトとなる(ボールがタッチラインを横切った地点でラインアウト)

▽ノットストレートの投入は、相手にフリーキック(相手ボールのスクラムか、スローイン)

▽いずれのチーム側にもラインアウト構成人数に制限はない(ボール投入側が人数の上限を決める)

【ペナルティー】

▽オフサイドや危険なプレー以外の反則に対する罰則は原則として、ペナルティーキックでなく、フリーキックとする
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by deracine69 | 2008-05-01 02:30 | スポーツ