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不正融資100億円焦げ付き「三井住友銀行員にリベート」

2008.9.12 01:30 産経新聞

 三井住友銀行が東京都内の不動産会社の紹介で六十数社に融資した170億円のうち、100億円程度が回収不能になる見通しであることが11日、分かった。不動産会社の元幹部社員は産経新聞の取材に、担当した行員3人が融資先の一部がペーパーカンパニーと認識し、うち2人にはリベートが渡っていたと証言。三井住友側はリベートの授受を否定しているが、行員がクルーザーへの乗船など接待を受けていたことは認めている。行員が不正融資に関与した可能性が高いことから、警視庁では不動産会社の元社員から事情を聴くなど、巨額融資の経緯について捜査を始めた。

 焦げ付きが発生しているのは都内の高円寺法人営業部と新宿法人営業2部、神奈川県の鶴見法人営業部。融資は高円寺法人営業部と取引があった不動産会社「コシ・トラスト」の紹介で平成15年11月ごろから始まり、約3年間で60社以上に実行された。

 融資を受けた企業のうち約20社はペーパーカンパニーで、コシ社が設立。コシ社の取締役には17年9月から19年3月まで、暴力団関係者が就任していた。

 元社員ら関係者によると、高円寺法人営業部の行員はコシ社社長に「融資する会社の業種は偏らないようにしてほしい」と、ペーパーカンパニーの設立にあたって注文をつけていた。

 一方、コシ社社長は元社員ら複数の関係者に「クルーザーに乗せたり、旅行に連れて行ったりして行員を抱き込んでいる」「行員には融資金額の約1・5%をバックしている」などと話していた。融資をめぐるリベートは、コシ社の通帳に行員の頭文字を鉛筆で書き入れて管理していたという。

 三井住友銀行は18年秋ごろから回収を始めた。融資した資金はコシ社の運転資金などに回されていたとみられる。コシ社は現在、事務所を閉鎖し、休眠状態になっている。

 三井住友銀行広報部のコメント 「警察に相談済みでもあり、詳細なコメントは差し控えるが、担当行員が便益(クルーザーへの乗船など)を受けていた点については、公私の峻別(しゅんべつ)を定めた銀行の内規に照らし遺憾な事態であり、処分を検討中。しかし、現時点においても、担当行員の詐欺的行為への積極的関与や現金受領の事実は確認されていない」


コシ社、決算書など偽造 行員がつじつま合わせ
9月12日8時1分配信 産経新聞

 約100億円の焦げ付きが発生した不動産会社「コシ・トラスト」をめぐる三井住友銀行の巨額融資。決算書や不動産鑑定書など融資に必要な書類の多くをコシ社が偽造し、巨額の融資を引き出していた。関係者によると、偽造には融資を担当した行員も関与していたといい、警視庁で慎重に捜査を進めている。

 巨額の焦げ付きを生んだ融資は、主に事業資金名目と不動産購入資金名目の2種類で、それぞれの融資に必要な決算書や不動産鑑定書などが偽造されていた。

 コシ社の元幹部社員ら関係者によると、事業資金名目の融資では、会計事務所出身の幹部社員が決算書を偽造し、銀行側に提出していた。偽造に当たっては、行員がコシ社社内で具体的な数字を指摘して決算書のつじつまを合わせる様子が目撃されている。

 ペーパーカンパニーの口座はコシ社が管理。融資を受けた直後に、他行の口座に資金を移していた。こうした金の出し入れはコシ社の経理担当者が行っていたという。

 ペーパーカンパニーの社長には、コシ社社長の知人から紹介を受けた人物が就任。融資の審査の際に銀行側から尋ねられる「社名の由来」「取引先」などの想定問答もあらかじめ用意していた。

 不動産購入資金名目の融資では、コシ社が実際の価格よりも水増しした不動産鑑定書や契約書を偽造し、銀行側に提示することで融資を引き出していた。評価を水増しした不動産鑑定書は、コシ社社長が付き合いのある不動産鑑定事務所に準備させていたという。

 関係者によると、一連の融資が始まった平成15年から関与したとされる行員は、高円寺法人営業部から鶴見法人営業部に異動後も、異動先でコシ社関連の融資を続行。高円寺法人営業部の後任の担当者にも“コシ社案件”を引き継いでいた。また、高円寺営業部時代の上司も新宿法人営業第2部で融資を行っていた。

Links:闇社会の餌食「高円寺純情支店」(6月4日 FACTA)
    巨額焦げ付き三井住友銀、担当行員に融資先から家賃410万(4月17日 読売新聞)
    三井住友銀 100億円回収不能に 金融庁が検査(3月14日 産経新聞)
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by deracine69 | 2008-09-12 01:30 | 経済・企業  

闇社会の餌食「高円寺純情支店」

三井住友、三菱UFJなどがなぜ易々と騙されたか。K−1戦士のタニマチ実業家の背後。2008年6月4日 09時00分 FACTAonline

東京・杉並区高円寺。その名を世に高からしめたのは、詩人ねじめ正一が書いた小説『高円寺純情商店街』だろう。1989年の直木賞受賞作だが、地元出身のねじめが描く高円寺は、当時のバブル真っ盛りとは対極の、懐かしい下町情緒の町だった。

今は逆だ。不動産業界では闇勢力のメッカのように語られる「不純商店街」。その名を関西にまで轟かせたのは、コシ・トラスト(本社・東京都渋谷区)の中林明久である。

「コシ・トラスト? ああ、三井住友銀行の高円寺支店から、なんぼでもカネ引けるちゅう会社やろ。有名だったわ。ブローカーの集まるような高円寺の喫茶店じゃ、関西弁が飛びこうとるって聞きましたで」(関西在住の企業舎弟)

中林の外見はごく普通の中堅サラリーマン風。だが、局地的な不動産バブルが都心で発生した2003年ごろから数年は「物件を仕込める人」として不動産業界で名を知られていた。大卒後、野村証券に入社。営業で3年を過ごした後、住宅仲介大手のユニハウスに転職、不動産のノウハウを学び、2000年に31歳でコシ社を興した。押しはそれほど強くはないが能弁。人をそらさぬ話術で商談をまとめていく。

物件の「バリューアップ作戦」として、創作和食の店「スシ・ブラッセリー越」、おもちゃコレクターとして知られる北原照久のギャラリーを併設した「フィギュア・コンプレックス」などの経営にも乗り出した。K−1戦士のキックボクサー、天田ヒロミはコシ・トラスト所属である。華やかさも兼ね備えて、中林の前途は順風満帆に見えた。

しかし、フタを開けてみれば「青年実業家」は詐欺師だったのだ。

行員丸抱えで文書偽造

資金は、偽造した経理関係書類をもとにメガバンクなどから引き出した。戸建てや小型商業ビルの取得が多く、一回あたりの融資額は数千万円から2億円ぐらいまでと小口。その分、数をこなさねばならず、友人知人の会社を利用、それでも足らずに従業員を社長にしたようなペーパーカンパニーまで使った。

融資に応じたのは三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、千葉銀行、SFCG(旧商工ファンド)などご立派な面々。中林が仕組んだ六十数社のコシグループに、総額で300億円強を融資、うち120億円が回収不能になりそうだという。

被害額がもっとも大きいのは三井住友銀行。約170億円を融資、100億円以上が焦げ付く見込みだ。無理もない。決算書、納税証明書、不動産鑑定書などを偽造、ペーパーカンパニーまで設立して融資を引き出すという手口は、銀行内部に“協力者”がいたからできたのだ。

それが高円寺法人営業部のコシ社担当、行員Xである。中林より4歳年上(43)のXは、大学の後輩で野村出身という“一流ブランド”の中林をすっかり信用、融資額を膨らませていった。詐欺的ビジネスモデルを最初から承知していたかどうかは、「小口に分けて審査を通りやすくするのはXの指示による。書類が偽造されていることを知っていた」(融資を受けた企業幹部)という声はあるものの、現時点で断定は避けたい。いずれ銀行が中林らを刑事告訴、捜査当局の手でこの謎の多い不正融資の真相が解明されよう。

指摘すべきは、読売新聞4月17日付朝刊が報じたように、Xが中林に完全に取り込まれていたことだ。Xはコシ社に自分の家賃410万円を振り込ませたうえ、休日には一緒にクルーザーで釣りを楽しみ、高級外車を借りることがあるなど、さながら丸抱えの身分だったのである。

取り込まれたのはXだけではない。

ユニハウスで培った戸建て仲介のノウハウをもとに、地味にコツコツと実績を積んでいた中林が、三井住友からオーバーローンで資金を借り、その余剰資金を元手に次々と物件を取得、偽造書類でコシグループへの紹介融資を広げたのは、前述のように03年秋ごろからだ。

当時の担当はXだが、糸口をつけるとXは鶴見法人営業部に転勤する。後任はY。Yもまた「コシ社から飲食から始まる派手な接待を受けていた」(コシグループの関係者)。さらに、XとYの上司Zも中林と緊密な関係を結んでいたという。

Xと中林の関係だけなら六十数社、170億円に融資は膨らまない。Yは高円寺法人営業部での融資を継続、Zは転勤先の新宿法人営業2部で、中林からの紹介先に融資を行っている。3人組はただの“間抜け”だったのか。それとも本店決裁を通すため全員が“深み”にハマったのか。

三井住友がコシグループの書類偽造、実態のない会社への融資に気づいて債権回収に入ったのは06年秋口からである。その時、浮かび上がったのが暴力団の黒い影だ。

山口組、住吉会ぞろぞろ

05年9月から07年3月までコシの役員に就任していたのは、関東に進出している広域暴力団山口組の三次団体構成員だった。「とてもヤクザ者には見えませんでしたが」と元従業員は言うが、企業に入り込むマル暴とは、見た目そんな連中だ。

それだけではない。コシ社で中林に次ぐ第2位の株主だったQは、広域暴力団住吉会系の関係者だった。

「Qが不動産をめぐって山口組関東ブロックの大物組長とトラブルになった時、仲介に乗り出してきたのが住吉会の最高幹部でした。渋谷の住吉会系組織がQの“ケツ持ち”をしているようです」(企業舎弟)

関西で株と土地に精通していることで知られる山口組系企業舎弟も、コシ社の物件に関与した。上場企業の乗っ取り劇などにも登場する大物。ピーク時でも従業員が三十数人しかいなかったコシ社に、これだけ多くの暴力団関係者が群がったのはなぜなのか。捜査関係者が解説する。

「オーバーローンで銀行から融資を受け、グループ内で物件をキャッチボールする間に、いくらでもカネを抜ける。こんな“おいしい話”はそうない。だからみんながタカり、中林は闇経済で有名になった。170億円の融資で100億円の焦げ付きは、彼らが収奪した証です」

中林は群がる有象無象の連中を恐れ、その排除に山口組最高幹部を使うという“愚”を犯す。コシ社に事業資金を貸し付けたことのある会社経営者は、中林がこううそぶくのを聞いて、あわてて資金を回収した。

「山口組トップクラスの組長と若頭の名を挙げて、『お世話になっています』と言うんです。何のつもりか知らないけど、まともじゃない」

暴力団社会では、表社会の人間を酒や女で取り込み、運命共同体にすることを「型にはめる」というが、中林は完全に型にはまって身動きが取れなくなっており、現在は、これまで「背後」と頼りにしてきた暴力団関係者に軟禁されているらしい。

闇社会の渦のなかに会社ごと飛び込んだ中林は、三井住友の行員たちまで巻き込んだのか。同行広報部は「本件はすでに警察にも相談中であり、コメントは差し控えたい」と口をつぐむ。だが、表経済の「純情商店街」が、局地バブルによっていかに闇社会に汚染されたかを、ぜひ知りたいものだ。(敬称略)
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by deracine69 | 2008-06-04 09:00 | 社会  

巨額焦げ付き三井住友銀、担当行員に融資先から家賃410万

4月17日14時33分配信 読売新聞

 三井住友銀行で巨額の融資が焦げ付いている問題で、担当した男性行員(43)が融資先の不動産会社「コシ・トラスト」(東京都渋谷区)側に、自分の住む高級マンションの家賃計410万円を負担させていた疑いのあることが関係者の証言などでわかった。

 コ社は関係する六十数社とともに、同銀行から約170億円の融資を受け、100億円を焦げ付かせた。行員は同銀行に対し、家賃をコ社社長に現金で渡していたと説明しているが、領収書などの裏付けはない。融資の審査に偽造書類が使われたことを行員が認識していた可能性も出てきた。

 コ社グループは融資の申し込みの際、好業績を装った決算書や評価を大幅に水増しした不動産鑑定書を提出しており、同銀行では警視庁に相談している。同庁でも巨額融資の経緯について情報収集を始めた。

 関係者によると、この行員は2002年ごろから高円寺(杉並区)と鶴見(横浜市)の両法人営業部でコ社グループへの融資を担当。05年4月から渋谷区代々木にある高級マンションの家賃7か月分計約220万円、同年12月からは転居した近くのマンションの家賃9か月分計198万円を支払ってもらっていた疑いが持たれている。

 最初のマンションは、コ社の紹介で同銀行から2億円以上の融資を受けた自動車販売会社「ケイファインダー」(渋谷区)から、2か所目はコ社から家主側に振り込まれていた。行員は郊外に自宅マンションを所有しており、渋谷区のマンションとの間を行き来していたという。

 行員は同銀行に最初のマンションについて毎月約半額の15万円、2か所目は22万円全額をコ社社長に手渡していたと説明。「死亡した母親から生前贈与された400万円から支払った」と述べたが、銀行の内部調査ではこうした事実はいずれも裏付けられなかったという。この行員について、融資にかかわった複数の関係者は「コ社の経理担当者と打ち合わせており、銀行に偽造書類を提出したことを知っていた」と証言している。行員は読売新聞の取材に、経理担当者との面識は認めたが、書類の偽造は「知らなかった」としている。

 三井住友銀行では家賃がコ社側から振り込まれたことは確認したとし、「銀行の内規に照らし遺憾な事態。コ社に対しては、法的措置を検討中だ。捜査に全面的に協力する」としている。
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by deracine69 | 2008-04-17 14:33 | 経済・企業  

三井住友銀 100億円回収不能に 金融庁が検査 

2008.3.14 10:53 MSN産経ニュース

 三井住友銀行が東京都内の不動産会社の紹介で実施した60数社への貸し出し170億円のうち、100億円程度が回収不能になる見通しであることが14日、分かった。融資申し込み時に偽造書類などが提出されていた。

 三井住友銀行は「巧妙な偽造書類による詐欺的行為があった懸念が極めて強いが、銀行担当者の積極的な関与は一切ない」とコメントしている。

 詐欺罪などでの刑事告訴を検討しているが、金融庁は審査を適正に行っていれば防げた可能性もあるとして、事実関係の把握に向け三井住友銀行を検査している。

 融資は都内の高円寺法人営業部と取引のあった不動産会社コシ・トラスト(東京)の紹介で、平成15年11月ごろから実施。約3年間で首都圏の3法人営業部が60社以上に事業資金や不動産購入資金を融資した。

 しかし融資を受けた各企業は、偽造された決算書や納税証明書、評価額を水増しした不動産鑑定書などを提出。60数社のうち約20社は経営実体のないペーパーカンパニーだった。

 三井住友銀は18年秋ごろ不正に気付き回収を始めたが、その時点で融資残高は170億円残っていた。担保不動産の売却などを進めても、最終的な回収不能額は100億円程度に達する見込み。

 融資した資金はコシ・トラスト社の運転資金などに回されていたとみられるが、コシ社は不正発覚直後に事務所を閉鎖。現在は休眠状態になっており、社長の行方は分かっていない。
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by deracine69 | 2008-03-14 10:53 | 経済・企業