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「年越し派遣村」問題をどう見るか

2009年1月9日20時0分 ビデオニュース・ドットコム

 神保哲生・宮台真司両キャスターが、今週のニュースの中から重要と思われるものを独自の視点から取り上げるニュース・コメンタリーのコーナー。

 今週は、年末年始に大きく報道された「年越し派遣村」を取り上げた。
 
 仕事や住む場所を失った派遣労働者らに年末年始の寝場所と食事を用意するため、連合や全労連、全労協などの労働組合や反貧困ネットワークなど約20団体が、大晦日から1月5日まで、東京の日比谷公園に「年越し派遣村」と銘打ったテント村を開設し、集まった約500人に対して、炊き出しなどの支援を行った。予想を超えた人数が集まったため用意したテントが足りず、厚生労働省が庁舎内の講堂を宿泊場所として開放した他、東京都なども受け入れを表明した。

神保: 年越し派遣村が、年末にかなり大きく取り上げられた。厚労省や経産省の目の前にある日比谷公園で行われ、メディアも大きく取り上げた。

 ただ、気を付ける必要があるのは、一連の洪水報道の結果、この問題に対するやや感情的な反応が出ているように見えることだ。

 困っている人や弱者の味方をするのは大切だが、あまりにメディアが悲劇を煽ることで、こんなひどい状況を作っている派遣制度は直ちに規制せよという流れになってしまうと、短期的には良くても、企業が海外に拠点を移したり競争力を失うなどして、結果的に今よりもっと多くの人が路頭に迷うことになる可能性も考えなければならない。

 そもそも「派遣村」という名前にも注意が必要だ。派遣村になったので、派遣の問題ということになっているが、あそこに集まった人たちはそもそも本当に派遣切りの犠牲者たちだけなのか。本当に困っているのは、派遣労働者たちだけではないはずだ。

 いずれにしても、洪水のような報道で、ある流れができてしまっているように感じる。今や派遣の規制強化に異論を唱えると、非人道的な人間であるとか、無神経な人間であるかのように言われ、叩かれそうな雰囲気もある。どうもまともな議論ができなくなっているのではないか。

 こういうときこそ、何が正しい選択なのかを冷静に議論する必要があるが、日本にはなかなかそのプラットフォームができてこない。
 
宮台: 企業の成長という観点から考えると、企業は存続しないとどうにもならないから、企業にとっては本社機能を含めて拠点を海外に移動した方が良い。神保さんがおっしゃったような集中豪雨的な報道が出しているメッセージに従えば、そのような状況になってしまう可能性がある。

 企業は合理性を追求しないと倒産をしてしまう。世銀の肩を持つわけではないが、先進国に富を落とし国や労働者に配分していた企業が、先進国ではない国に税金や労働分配という形でお金を落とすようになっている。このような構造があるとすれば、単に自分たちの内側だけを嘆いても、グローバルガバナンスにつながらない。

 昔は企業活動もコンプライアンスも、一国の中で考えれば良かった。今はそうではなく、グローバルガバナンスが企業活動が野放図にならないために必要だといわれているまさにこの時に、一国の中だけを見ているような番組を作っても、報道をしても、実際に問題は解決しない。
 
神保: 単純化した方がわかりやすいし、弱者と強者を作った方が感情移入しやすいのはわかるが、その報道の弊害も大きい。

 そうした状況を受けて、舛添厚労大臣が派遣制度の見直しに言及した。これは少しかいかぶりすぎかもしれないが、もしかすると戦略的にふるまっているのかなと、期待半分で思った。あのような発言をして、一気に派遣法の見直しで突っ走る姿勢を見せると、それはまずいという声が出てくる可能性がある。あえて極端な立場をとると、抑制する力が働き始めることを計算しての言動だとすれば、なかなかの戦略的だ。

 ただ、後期高齢者医療制度が不人気とわかるといち早く見直しを示唆してしまうなど、あそこで舛添大臣がとった行動を考えると、戦略的というよりも、単にポピュリズムに迎合している懸念も拭いきれない。
 
宮台: 経団連の御手洗会長が、ワークシェアリングの可能性について言及している。これは非常に良いことだと思う。ワークシェアリングというのは、税金を使わない再配分政策に近いものだ。各人の労働時間を下げて頭数を増やし、路頭に迷う人は減る分、今までお金をもらっていた人はもらえなくなる。したがって、収入を見込んでローンを組んでいた人はとんでもないことになる可能性もある。ワークシェア化は、ベーシックインカムという観念を現実化しようとすれば、致し方ないところだ。
 
神保: 一過性の弥縫策でなく、ワークシェアリングなども含め、雇用の問題を根本から議論する必要がある。
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by deracine69 | 2009-01-09 20:00 | 社会  

「派遣切り」で和解金 派遣会社が登録社員に支払い

1月9日19時50分配信 産経新聞

 「派遣切り」問題をめぐり、契約期間中に静岡市の人材派遣会社「アウトソーシング」から解雇された沖縄県出身の元派遣社員の男性(44)が解雇の撤回を求めたケースで、同社が残る契約期間分の賃金と、給料のほぼ1カ月分に相当する和解金を支払う内容で合意したことが9日、分かった。

 男性が相談を持ちかけた労働組合「洛南ユニオン」(京都府宇治市)によると、補償がないまま解雇される派遣労働者が多い中で、派遣会社による和解金支払いは珍しいという。

 同労組などによると、男性は同社との間で昨年10月から3カ月の雇用契約を結び、宇治市の「日産車体マニュファクチュアリング京都工場」に派遣されたが、減産のため工場側が11月に「12月8日で契約終了」と通告。男性はアウトソーシングから別会社への派遣を打診されたが、遠方のため断ったところ解雇されたという。

 男性は同社に、解雇の撤回と賃金の支払いを要求。今月8日の交渉で、同社が解雇を撤回し、本来の契約満了となる12月末までの賃金と、和解金24万円を支払うことで合意したという。

 同社は「採用時に無理をお願いして登録してもらったのに中途解雇となった経緯などを総合的に勘案した。極めて特殊なケース」と説明。同組合は「(元派遣労働者には)自分の権利を知ってもっと声を上げてほしい」としている。
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by deracine69 | 2009-01-09 19:50 | 社会  

水道局長のお仕事は「Hサイト閲覧」?…大阪・門真

11月27日16時29分配信 読売新聞

 大阪府門真市の水道局長(59)が市役所内の局長室で、勤務時間中にパソコンでアダルトサイトをみていたことがわかった。

 市の調査に対し、水道局長は「興味半分だった。申し訳ない」などと認めているといい、市は地方公務員法の職務専念義務違反などに当たるとして、近く降格し懲戒処分する方針。

 市によると、水道局長は3~5月の15日間、計6時間50分にわたって水道局長室で業務用のノートパソコンを使い、アダルトサイトに接続していたという。「インターネットの検索をするうちに見てしまった」と話しているという。

 庁舎内のネットワークを管理する職員が5月、ネット上の一般の掲示板で「水道局長がアダルトサイトを見ている」との書き込みを見つけ、市が調べていた。
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by deracine69 | 2008-11-27 16:29 | 行政・公務員  

京都府、5年で不正出張1万2000件

10月24日11時49分配信 読売新聞

 会計検査院の調査で12道府県の不正経理が発覚した問題で、京都府が2002~06年度に不正と指摘された出張が約1万2000件に上ることがわかった。

 不正が指摘された事業費約9740万円のうち、「旅費」が約8割の7829万円を占めていた。

 府によると、調査対象となったのは、旅費関係が約24万件(約13億7500万円)。府単独事業の出張に流用したり、補助対象外の国の研修への出張旅費に使われたりした。

 また、不正額が1911万円とされていた消耗品は約14万6000件について調査が行われ、このうち約360件で予算を執行した翌年度に納入が行われるなどしていた。
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by deracine69 | 2008-10-24 11:49 | 行政・公務員  

大阪市でまた裏金 風俗店に払った記録も、私的流用か

8月15日21時53分配信 産経新聞

 総額7億円を超える大阪市の裏金問題に関連し、平成14~18年度の外郭団体や関連団体への委託料について調査していた市は15日、新たに計延べ12件、約320万円の不正な会計処理や目的外使用があったと発表した。うち6件で浪速区が関係していた。同区の目的外使用の事案では、職員が団体メンバーと飲食したうえ、ラウンジや風俗店とみられる店にも支払った記録があり、市は私的流用の可能性があるとみて調査を続ける。

 市は、これに加え、これまでの調査で判明した委託料関連の裏金など計11件、約4890万円に利息分を含め計約5211万円を団体や関係職員に9月中に返還するよう求める。

 市は今回、委託料計1万2109件、5664億円分について調査。9割以上が年度末に余剰金がないとする「ゼロ精算」になっていた。

 外郭団体では、ほぼ適正に執行されていたとしたが、人権啓発や統計調査員確保対策・研修など地元の自治会役員らで構成する協議会などの関連団体への委託事業延べ12件でプール金や目的外支出が見つかった。

 目的外支出は4件。浪速区で14、15年度に人権展の打ち合わせや反省会として5回、居酒屋や焼肉店、スナック、ラウンジで飲食し、委託料から計15万円を支出したケースがあった。

 特に14年9月の反省会は焼肉店、ラウンジ、風俗店とみられる店に支払った記録があり、2次会、3次会まで委託費から支出した可能性がある。プール金は8件で、いずれも委託費を名目上使い切った形にするため、余った費用をプールしたとみられる。

 8件中、浪速区が5件。ほかに東淀川区、西淀川区があった。

 夏季休暇中の平松邦夫市長は「新たに不適正資金が発覚したことで、市政への信頼を損なう結果となり、申し訳ない気持ちで一杯だ。個人的費消は言語道断。不適正事案があれば、申告するようにとの再三のメッセージが届かず、非常に残念」とコメントを発表した。

               ◇

【用語解説】大阪市の裏金
 東住吉区で今年2月、選挙関連経費からプールした約5000万円が見つかったことから表面化。全庁調査などを通じ、総額7億円以上に上ることが判明。使途に問題がないと判断された支出を除く約3億円は、既に職員らが返納した。多くの部局が経費水増しや偽領収書による架空請求などで裏金をつくっており、市は7月末に職員351人を処分。平松邦夫市長も給与カットとした。その後も浪速、東住吉両区役所で裏金や出所不明金が発見され、市長は各区役所の旧税務担当者に対する再調査を指示している。


裏金で風俗店やスナック、職員の告訴も検討…大阪市
8月16日2時57分配信 読売新聞

 7億円を超える大阪市の裏金問題で、市は15日、新たに6区役所で約320万円の裏金が判明したと発表した。

 いずれも全庁調査時には申告されず、職員が隠ぺいしていた。民間団体への委託料を不正流用するなどして捻出(ねんしゅつ)しており、裏金で風俗店やスナックを利用した職員もいた。市は関与した職員の処分や刑事告訴を検討する方針。

 市が2002~06年度分の委託事業約1万2000件の関係書類を調査した結果、3区役所で年度末に余った委託料計約263万円を市に返さず、後年度の事業などに流用していたことがわかった。委託料計約57万円を本来の目的以外に使っていた区役所もあった。

 このうち浪速区役所では、02年6月~03年11月に5回、区人権啓発推進協議会の委託料約15万円をイベントの打ち上げなどに支出。風俗店に支払ったとの記録もあった。
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by deracine69 | 2008-08-15 21:53 | 行政・公務員  

門真市職員、中抜け10年超 上司黙認、不正に交通費も 近く懲戒処分

8月8日16時21分配信 産経新聞

 大阪府門真市の男性職員(60)が10年以上にわたり、勤務中に無断で職場を抜け出す「中抜け」を繰り返していたことが8日、分かった。さらにこの職員はマイカーで通勤しながら電車通勤と偽り、市から交通費を不正に受け取っていたことも判明。市は内部調査に乗り出しており、近く懲戒処分にする方針。

 関係者によると、職員は環境事業部環境対策課に勤務する上席主査。10年以上前から職場を抜け出し、クリーニング店や郵便局、銀行に行っていた。市の調査に対し、大筋で中抜けの事実を認めており、「大変申し訳ないことをした」と謝罪しているという。

 職員の中抜けをめぐっては当初、「勤務中に銭湯通いもしていた」との情報もあったが、職員は「有給休暇を取って行った」と否定しているという。

 また、平成17年7月から、同府四條畷市にある自宅から門真市役所に通勤する際、実際はマイカー通勤にもかかわらず、電車通勤者を対象とした通勤手当を虚偽申請。交通費(月額1万2500円)計46万2500円を受け取っていた。

 職員の上司である環境対策課の男性主任(59)は中抜けの実態を把握していながら黙認し、交通費の不正受給については「過去に2度注意したので正常な手続きをしていると認識していた」としている。

 同市は中抜けの実態を詳しく調べるとともに、黙認していた男性主任らについても処分を検討する。交通費については、マイカー通勤者に支給される交通費との差額分を過去にさかのぼって返還するよう求める。

 同市の大西敏行総務部長は産経新聞の取材に対し「市民のみなさまに深くおわびしたい。最終の調査報告を待ち、厳正に処分したい」と話している。

 公務員の中抜けは今年以降、大阪市や京都市、四條畷市などで発覚している。
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by deracine69 | 2008-08-08 16:21 | 行政・公務員  

【橋下徹研究】「同和問題 解決していない」

7月30日11時6分配信 産経新聞

 《私の中学では同和教育をしている。前の学校では、ひとかけらもこんな教育を受けたことがなかった》

 これは、橋下徹が中学時代に書いた卒業文集の一節だ。他の生徒の多くが、「3年間の思い出」のような子供らしい内容に終始する中、橋下がつけたタイトルは「視野を広げる」。

 東京から大阪に移り、2度目の引っ越し先となった大阪市東淀川区での生活は、橋下自身が「僕の人格を作ってくれたところ」と振り返っているように、濃密な時間だった。中でも中学校で学んだ人権教育は、思春期の橋下にとって「カルチャーショック」とも言える出来事だったようだ。

 「なんで夕方の6時で部活を終わらせなあかんのですか。夏場なんか、まだ明るいやないですか」。3年時にラグビー部のキャプテンを務めた橋下は、教室と同様、グラウンドでも雄弁さを発揮し、学校側と正面からぶつかった。

 背景には、地域が抱える複雑な事情があった。学力が低かったり、生活面に問題を抱えたりしている生徒の指導のため、この学校では、教師が帰宅後の生徒の住む地域に出向く「訪問授業」を午後7時から行っていたのである。府教委関係者によれば、それは同和対策事業の一環という側面もあったという。

×  ×  ×

 「いろんな子供がおるんや。先生たちだって一生懸命なんや」。ラグビー部顧問の黒田光(48)は必死でなだめたが、橋下は「なんで、ぼくらが犠牲にならなあかんのですか」としつこく食い下がり、結局、午後6時半まで練習時間を延長させたという。

 この経験が影響したのだろうか。橋下は文集に《まだまだ同和教育に反感をたくさんいだいている。完全に納得できないのもたくさんある》と書く一方、複雑な思いも記している。

 《でもその中でただ一つ「仲間づくり」の話だけは納得できるのは、その話が現実に起こったからだ。1年前、僕が自転車の事件を起こしたとき、みんな必死でかばってくれた》

 忘れがたい事件だったのだろう。橋下は中学時代、自転車を盗んだ疑いをかけられ警察に補導されたことを、大人になってからも度々週刊誌などで告白している。そこには、警察という権力に対する批判ものぞいている。

 「警察で、友達のことをしゃべらなかったら『しゃべれ!』って名簿みたいなんで背中たたかれて、これが警察かと。警察は暴力は絶対しないなんて言ってますけど、殴って吐かしてんだろうっていうのは、身にしみて体験したんです」

 このとき、警察を出てきた橋下を温かく迎えてくれたのが仲間たちだったという。文集にはこうある。《前の学校だったらみんな逃げてしまっただろう》

×  ×  ×

 むろん、橋下の同和政策が少年期の体験だけで進められているわけではない。ただ、このデリケートな問題を人一倍、目の当たりにし、視野を広げ、自らの頭で考え続けてきたことは確かである。

 「私はいわゆる同和地区で育ったが、同和問題は全く解決されていない。ただ、差別意識があるからといって、特別な優遇措置を与えていいのかは別問題。一から総点検していただく」。今年3月の府議会で、そう言い切った橋下。

 補助金の見直しを求めた4月の府の公開議論では、一向に具体案を提示しない担当職員を険しい表情で切り捨てる一幕もあった。「中身がまったく出てこない。府民に分かりにくい」。激怒した橋下はさらにこう続けた。

 「この問題に真っ正面から取り組まないと人権問題、同和問題は解決しない。逃げてはいけない」
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by deracine69 | 2008-07-30 11:06 | 行政・公務員  

大阪市裏金「プール金ほとんど裏金ではない」…平松市長の判断いかに?

2008.6.5 11:17 MSN産経ニュース

 大阪市の不適正資金問題調査委の報告書を一言で表現するならば、「市は一連の裏金問題の『解決金』として3億円を提示した」となる。返還請求額だけで見ると、近年、自治体で発覚した裏金問題では、長崎県や名古屋市、大阪府などを上回り、自殺者まで出た岐阜県の19億円に次ぐ規模だ。

 調査委が推計で算出した約1億6000万円を含め、裏金として認定されたのは4億7900万円。このうち調査委が市に損害を与えたと認定したのは2億2000万円余りだ。それに8000万円弱を上乗せして返還請求したのは、「市民感情」を考慮したからだという。資料がなく灰色部分は残るが全管理職からの自主返納で埋め合わせ、数百人にのぼる懲戒処分も行うことで、この問題の“幕引き”を図ったといえる。

 一方で調査委は、経済局、環境局のプール金捻出(ねんしゅつ)総額約2億8000万円のほとんどについて、職員の個人名義の口座で資金を管理するなど手続きの不適正さは認めながら、裏金ではないと結論付けた。このため、プール金・預け金の捻出総額7億円余りと、裏金認定額の間には、大きな乖離(かいり)が生まれた。

 旧同和対策事業の手法を引きずり、外部から目の届かない形でプール金の管理を続けながら、「不適正なのは手続きだけで、大部分は適切に使った」などと役所の論理で自己正当化する姿勢は変わっていない。このような姿勢のまま、今の組織風土と本当に訣別することができるのだろうか。

 平松邦夫市長は3月の記者会見で「市民目線で見れば、裏で管理していたお金である以上、裏金」との認識を示した。報告書を受けて、市長がどのような最終判断を下すのか、注目したい。
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by deracine69 | 2008-06-05 11:17 | 行政・公務員  

大阪市裏金総額は7億円 うち3億円の返還求める 調査委

2008.6.5 10:33 MSN産経ニュース

底なしの裏金。市長に報告書を提出した調査検討委員会の柏木副市長(前川純一郎撮影) 大阪市の裏金問題で、市不適正資金問題調査検討委員会は5日、裏金を約4億8000万円と認定、うち3億円について返還を求める報告書を平松邦夫市長に提出した。経済局と環境局が団体から委託された事業費を個人名義の通帳で管理していたプール金のほとんどは裏金と認定されておらず、これらを含めると裏金の総額は約7億円になる。一方で「着服はなかった」として刑事責任は問わないとしている。

 報告書では、平成9年度から10年間を重点的に調査した結果、10局17区で、不適正なプール金と業者への預け金計58件、4億7994万円を裏金と認定。このうち切手購入費やアルバイト賃金など正規に申請しても認められる2億6173万円を除き、職員同士の飲食などに使われた額に利子を加えた2億2258万円を返還額とした。しかし、調査委は、金銭の出納記録がなく返還額の推計が困難なものが相当数あるなどとして約8000万円を上乗せし、総返還額を3億円とした。

 報告書が認定した裏金は、これまでの調査で判明した10局19区91件のうち、4件は職員の記憶違いと判断。残る87件のうち、市が団体への事業委託費の残金を積み残していた16件1億4258万円は市監察部が調査中のため除外。一部を先送りした形となった。

 3億円の返還金は、資料が残っている14~19年度の1億3354万円について、プール金や預け金の残額約4300万円を除く約9000万円をそれぞれの対象部局で、裏金を捻出した所属の担当者やOBらが返納。残る1億6763万円は課長補佐以上の管理職約2500人(学校長、医療職員除く)に自主返納させる。額は職員の階級に応じ、局長級20万円▽部長級15万円▽課長級10万円▽課長代理級5万円程度となる。

 また職員に対する処分も、減給を基準に、申告時期や関与方法など具体的内容で判断し、8月末までに数百人を対象に行う見込み。

 裏金が生まれた経緯について報告書は「『組織風土の問題』という言葉で総括されるものではなく、全庁的に組織ぐるみで不適正な会計処理により資金が捻出されていた」と指摘。再発防止策として、コンプライアンス(法令遵守)意識向上のための研修実施や、予算を使い切る発想を変えるために、年度内に残金を戻し入れれば次年度に上乗せする制度の導入などを提言した。

■大阪市の裏金問題

 東住吉区で今年2月、選挙関連経費からプールした裏金約5000万円が表面化。市が全庁調査した結果、経費の水増しや偽領収書による架空請求、予算を使ったように装い業者に預けるなどの手法で、多くの部局が「裏金」をつくっていた事実が判明。古くは昭和50年代後半から慣例化し職場で引き継がれていた。
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by deracine69 | 2008-06-05 10:33 | 行政・公務員  

国税職員が割安ゴルフ 倫理法抵触の疑い

5月23日12時45分配信 産経新聞

 大阪国税局の幹部職員ら約10人がOB税理士の紹介を受け、大阪府内のゴルフ場を一般客の半額近い割安料金で使用していたことが23日、国税庁監察官の調査でわかった。こうした便宜供与は約3年間続いていたとみられる。国税当局は「国家公務員倫理法違反の疑いのある行為があった。事実が解明でき次第厳正に対処する」としており、関係職員の処分を検討する。

 関係者によると、和歌山県内の税務署に勤務する幹部職員らが平成16年ごろ、OB税理士から府内のゴルフ場関係者を紹介され、これをきっかけにプレー代金の割り引きが始まった。その後約3年間にわたり、職員約10人が会員でないにもかかわらず、一般客の半額近くの会員料金程度でプレーしていた。このゴルフ場は一般料金が約2万円、会員は約1万円という。

 このOB税理士は平成2年、元団体幹部が無資格で税理士業務を行ったニセ税理士事件にからみ、幹部から現金を受け取ったなどとして懲戒処分を受けた同国税局元幹部職員だった。

 国会公務員倫理法の規程では、接待などの便宜供与を繰り返し受けたりすることを禁じている。国税庁監察官はすでに関係職員の聴取を終えており、国家公務員倫理審査会の検討結果を受けて、国税当局が処分を検討する。

 同国税局では昨年6月、職員35人が大阪・北新地の高級クラブを格安料金で使用していたとして、21人が処分されている。

Links:大西ニセ税理士事件 大阪府中小企業連合会 1990年10月9日、参院決算委員会 山口組・宅見勝 ティグレ

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by deracine69 | 2008-05-23 12:45 | 行政・公務員