タグ:新疆ウイグル ( 44 ) タグの人気記事

 

ラマダン中に「断食するな」 中国新疆自治区

2008年9月12日7時19分 朝日新聞

 ■「責任書」署名義務付け

 【上海=西村大輔】9月初めのイスラム教断食月(ラマダン)開始後、イスラム教徒のウイグル族などが多く住む中国新疆ウイグル自治区の各地方当局が、断食の時間に食事をさせるなど、宗教活動への介入を強めている。8月に相次いだ政府機関への襲撃事件が背景にあるとみられるが、信教の自由の侵害として国際的な批判を招きそうだ。

 8月4日にウイグル族の男2人が武装警察を襲撃、16人が死亡する事件があったカシュガル市。同市管内のイェンギサール県政府は飲食店67店に、ラマダン中も通常通り営業することを約束する承諾書に署名させた。

 イスラム教徒が多い地域の飲食店は、断食の時間とされる日の出から日没まで閉店することが多いが、県政府は「社会秩序を乱し、民衆の生活に大きな影響を及ぼす」とし、営業する店には税金の減免措置などをとる。

 政府や共産党のウイグル族職員に対しては、昼間から飲食店を利用し、「宗教的雰囲気を薄めるため積極的な役割を果たす」よう指示した。

 同市ヤルカンドでは、党員や学生に、断食や宗教活動に加わらないことを約束する「責任書」への署名を義務づけ、学生へのマルクス主義、無神論の教育を強化。男性がひげを伸ばしたり、女性が顔をショールで覆ったりしている場合は「各種有効な方法」を用いて阻止するとした。

 同市ポスカム県は学生に、宗教を信じず、断食に加わらないように教育し、学校の食堂は通常通り開くことを決定。キジルス・キルギス自治州ウルグチャト県では警察官らをモスクに派遣。宗教活動が禁じられている党員や政府・国有企業幹部が礼拝に来ていないか調べる。

 同自治区民族事務委員会幹部は「新疆は少数民族地区だが、イスラム教徒以外の住民も多い。これらの措置はラマダンの大衆の社会生活への影響を少なくするために考えられた」と説明している。

 ■50点未満は立候補できず

 【バンダアチェ(インドネシア・スマトラ島)=矢野英基】インドネシアで例外的にイスラム法が導入されているナングロアチェ州が、来年の州議会議員選挙で立候補を予定するイスラム教徒に聖典コーランの朗読テストを実施し、論議を呼んでいる。

 テストは8日にバンダアチェで開始。12日までに約1300人が受ける。その場で指定された章を5分ほど朗読。専門家が100点満点で評価し、50点未満なら立候補できない。州選管幹部は「簡単な内容だが、中には50点を取れない人もいる」という。

 選管はテスト実施の根拠は州法にあるとするが、同国政府は、州法の一部は無効と指摘。州内に六つある地方政党の立候補予定者にはテストを義務づけられても、全国政党の立候補予定者には義務づけられない、との見解だ。

 全国政党の与党ゴルカル党のある立候補予定者は10日にテストを受けたものの、「テストを受けない権利も認めてほしい」。イスラム系全国政党の国民信託党の国会議員も「中央政府の見解を州政府は受け入れるべきだ。朗読が下手な人もいれば、上手な人もいる」と批判する。

 保守的なイスラム教徒が多いナングロアチェ州では02年以降、飲酒の禁止のほか、女性の肌を隠すスカーフ着用義務などが導入された。
[PR]

by deracine69 | 2008-09-12 07:19 | アジア・大洋州  

新疆でウイグル族住民と衝突 警察官2人死亡

2008年8月28日19時21分 朝日新聞

 【北京=峯村健司】中国新疆ウイグル自治区伽師県公安局によると、同県で27日、ウイグル族の住民と公安当局との衝突があり、警察官2人が死亡、少なくとも7人が負傷した。住民側に死傷者がいるかは不明。同公安局は「詳細は公表できない」としているが、8人のウイグル族の男女が関与したとみられ、うち男1人を逮捕した。
[PR]

by deracine69 | 2008-08-28 19:21 | アジア・大洋州  

カシュガル旧市街に取り壊し通告 ウイグル族「横暴だ」

2008年8月25日20時14分 朝日新聞

f0013182_8553488.jpg 【カシュガル=古谷浩一】中国新疆ウイグル自治区のカシュガルで、ウイグル族が集中する「旧市街(オールド・シティー)」を一斉に取り壊そうとする動きが出ている。北京五輪閉幕にあわせるように24日から25日にかけて、地元当局が都市再開発を理由に、住民代表らに早期立ち退きを求めた。ウイグル族側から反発の声が出ている。

 カシュガルの旧市街は、中国で最大級のモスクと言われるエイティガール寺院の周辺に広がる地域。街北部の高台を占める一画にあり、泥などでつくったウイグル族独特のつくりの家々がひしめく。数万人が住むと言われている。

 複数の住民の話によると、地元当局は「旧市街の建物は老朽化しており危険なので取り壊す」と通告。具体的な立ち退き期限は示されなかったが、「早急に立ち退くように」と求めたという。

 カシュガルの人口は約35万人で、うち約8割がウイグル族を中心とした少数民族。残りの約2割が漢族だ。90年代以降、政府が経済建設に力を入れ始めたことで、漢族の商人や建設関係者らの流入が加速し、街の古い街並みは次々と壊されてきた。旧市街は昔ながらのウイグル族文化が残る限られた場であり、多くの外国人観光客も訪れる。

 当局は50世帯分の住居だけは壊さずに保存すると説明しているという。だが、ウイグル族側は、一方的な取り壊し通告は「民族文化の破壊」が狙いだと反発。靴職人の男性は「五輪閉幕にあわせて出て行けと通告してくるとは。民族感情を無視した横暴な行為だ。国際社会の中国への関心が離れるのを待っての措置としか思えない」と語った。

 カシュガルでは、ウイグル族と漢族との間の結婚が勧められているほか、郊外の農村部でもウイグル族の若い女性を自治区外の都市に出稼ぎに出すことが奨励されている。当局はウイグル族の漢族への同化措置を強めているとウイグル族側は受け止めている。
[PR]

by deracine69 | 2008-08-25 20:14 | アジア・大洋州  

記者拘束は「特殊措置」 中国、合法性強調

2008/08/13 19:13 共同通信

 【北京13日共同】中国外務省の秦剛副報道局長は13日の定例会見で、新疆ウイグル自治区クチャで警察襲撃事件を取材中の日本人記者3人が一時拘束された問題について、事実関係を調査中としつつ「そうした事件では、公安当局は特殊措置を合法的に講じる権限がある」と強調した。

 さらに「外国人記者が中国公安当局の指示を尊重し公務を妨害しないよう希望する」と述べた。

 秦副局長は、相次ぐ事件について「関連証拠は東トルキスタン勢力(ウイグル独立派)の影を映し出している」と述べ、独立派の摘発に全力を挙げていると強調した。
[PR]

by deracine69 | 2008-08-13 19:13 | アジア・大洋州  

バス転覆、生徒ら25人死亡=中国新疆

8月13日10時45分配信 時事通信

 【北京13日時事】新華社電によると、中国新疆ウイグル自治区西部の高速道路で12日午後、生徒らが乗ったバスが転覆し、25人が死亡、5人が負傷した。現場が山中で詳しい状況は分かっていないが、新華社は「事故」と伝えている。

 乗客の多くはキルギス族や漢族の生徒。高校入試に合格し、身体検査を受けるためアクチ県からアトゥシ市に向かう途中だった。一部の保護者も同乗していた。 


中国新疆でバスが横転、学生など24人死亡=新華社
8月13日10時52分配信 ロイター

 [北京 13日 ロイター] 中国北西部で12日、健康診断に向かう学生と保護者たちが乗ったバスが横転して24人が死亡したと、新華社が伝えた。

 記事によると、現場は新疆ウイグル自治区のアクチェとAtuxの間にある山間部の道路。

 24人のうち大半は、高校の入学試験に合格した学生たちで、健康診断を受けに行く途中だったという。

 記事は原因については調査中としており、同地域で最近相次いでいた武装勢力による攻撃との関連には言及していない。
[PR]

by deracine69 | 2008-08-13 10:45 | アジア・大洋州  

新疆ウイグル自治区でまたテロか、検問所の警備員3人刺殺

2008.8.12 18:21 産経新聞

 【北京=福島香織】中国国営新華社通信によると、12日午前9時(日本時間同日午前10時)ごろ、新疆ウイグル族自治区の西部、カシュガルに入るシュール県の公道の検問所が襲撃され、少なくとも3人の保安要員が死亡、1人が負傷した。

 地元警察当局によると、検問を通り過ぎようとした車から男が飛び降り、保安要員を刺したという。容疑者の数や規模は明らかになっていない。

 新疆ウイグル自治区でがカシュガルで4日、ウイグル族2人が国境警備隊を襲撃し、32人が死傷した事件が発生。クチャ県では、連続爆破テロが起き、容疑者10人を含む12人が死亡している。
[PR]

by deracine69 | 2008-08-12 18:21 | アジア・大洋州  

<中国>武装集団に数人の女 新疆ウイグル公安局襲撃

8月12日2時31分配信 毎日新聞

 【北京・浦松丈二】中国新疆ウイグル自治区クチャ県で10日、公安局などが襲撃された事件で、15人の武装集団のうち少なくとも3人が17歳の少女を含む女だったことが分かった。現地の医療関係者が11日、毎日新聞の電話取材に明らかにした。北京五輪の安全確保を名目とした中国当局のウイグル独立派掃討作戦で肉親を失った女たちによる、報復テロの可能性が高まった。

 クチャ県公安局は11日に会見し、武装集団のメンバーはいずれも地元のウイグル族だったことを明らかにした。分離独立勢力や他の事件との関係は不明という。また、巻き添えになった一般市民1人が死亡し、死者は計12人になった。

 武装集団15人のうち8人は現場で警官に射殺され、2人は逃走中に追い詰められ自爆して死亡。2人が拘束され、3人は逃走中だ。関係者によると、拘束された2人と爆死したうちの1人の少なくとも3人が女だった。負傷して拘束後、病院に運ばれたメンバーは17歳の少女で、回復に向かっているという。射殺されたメンバーの中にも20歳前後の女が含まれていたとの情報もある。

 自治区当局は昨年1月、山間部の独立派訓練基地を急襲し18人を射殺。今年1月には区都ウルムチの拠点摘発で2人を射殺するなど掃討作戦を続けた。関係者は「家族を失った女性が報復に利用されているのではないか」と話している。
[PR]

by deracine69 | 2008-08-12 02:31 | アジア・大洋州  

当局の拘束理由「記者の取材逸脱」から「安全のため」 容疑者扱いの強い命令

2008.8.12 00:10 産経新聞

 【クチャ(中国新疆ウイグル自治区)=野口東秀】中国新疆ウイグル自治区クチャ県の公安(警察)当局は10日夜、警察襲撃事件などを取材するためクチャ入りした産経新聞記者(野口)と、時事通信の記者、カメラマンの計3人を一時拘束した。有無を言わせずにパトカーに乗せて派出所に連行した。拘束の理由は「外国人記者としての取材の範囲を逸脱している」というものだった。

 産経新聞記者ら3人は、北京から空路、新疆ウイグル自治区の区都ウルムチ経由でアクスに到着。アクスからはタクシーでクチャに向かった。

 クチャに入ったのは午後9時(日本時間同10時)過ぎ。クチャ中心部の爆破現場の一つに到着したのは同10時前。近くにいた複数の住民に爆破現場であることを確認した上で、フラッシュをたかずに撮影。住民から話を聞いた。

 取材を始めて5分ほど経過したころだった。背後から突然、自動小銃を手に防弾チョッキを着た制服警官が数人現れ、取材を制止した。「誰だあなた方は。記者? 取材証を見せろ」。

 とりあえず、北京五輪取材用に発行された記者証を提示した。警官の1人が 「あなたは外国人記者の取材を逸脱しているぞ」と強い調子で決めつけてきた。

 記者(野口)は「中国政府は現在、外国人による取材は相手の同意を得れば可能だという規定を施行している」と反論したが、警官は「逸脱している」と同じ言葉を繰り返した。

 中国政府は昨年1月、五輪向けに取材規制緩和を打ち出していた。

 押し問答を繰り返すうち、警官は「話を聞くからとにかく派出所に来い」と言いだし、「行く必要は(当方には)見あたらない」と言ってもらちがあかない。

 警官たちは離れた位置に止めていたタクシーの中にいた時事通信のカメラマンも連行してきた。3人は背中を押され、パトカーに乗るよう要求された。

 派出所では敷地内の中庭で十数人の警官が3人の周囲に立ち、3人を座らせ身元を確認するなど事情聴取を開始。時事通信カメラマンのパソコンにある写真のデータを削除する作業にもとりかかった。記者のカメラも見たが、記者は現場を撮影したメモリーカードをカメラから抜き、別のカードを挿入していたため、データを消去されずに済んだ。

 警官は「こちらはおまえたちを尋問する権利がある。日本人だからどうした!」と最初から激しいけんまくだ。一眼レフの大型カメラに撮影データが残っていると考えたのか執拗(しつよう)に、撮影した記録を見ようとする。

 タクシーの運転手も連行されていた。警官は身分を確認した上で、「おまえは中国人だろ。外国人に写真を撮らせて!」と何度も怒鳴りあげていた。

 さらに、「(携帯)電話を使うな!」と強い口調で記者3人に命令。電話が鳴っても「とるな。切れ」とまるで犯罪者扱いだ。

 記者が「トイレに行きたい」と言っても無視。ようやく認めても「かばんを持って入るな」と命令した上で、部下の警官に「見張れ」と指示する始末だ。

 「五輪取材なのに、なぜこんなところに来るんだ」とも尋ねてきた。時事通信の記者が手にしていた携帯電話を勝手に取り上げ、通信記録の検査を始めた。

 約1時間後。警官は時事通信カメラマンの撮影記録を削除し終えた。

 命令口調だった警官は立ち去り、その後女性警官らがこう話し始めた。「もうすぐ(地元共産党組織の)宣伝部の者が来る。話を聞くためだ。それまで待つように」「(拘束は)外国人記者の安全を守るための措置だ」

 結局、「宣伝部」は現れなかった。拘束から1時間半後、1人の警官が「ホテルに送ってあげる」と恩着せがましい口調。記者が予約していたホテルに3人はパトカーで送り届けられた。

 拘束の理由は「取材の範囲を逸脱している」から「安全のため」に変わったが、結局は取材を妨害された。

 新疆ウイグル自治区では今月4日に起きた武装警察部隊襲撃事件を取材するためにカシュガルを訪れた邦人記者2人が拘束、暴行される事件が起きたばかり。外国人記者への拘束、取材妨害は、「取材の自由を保障する」という中国政府の言葉が実際には現場で守られていない状況を浮き彫りにしている。


犯行はウイグル族 記者拘束「安全を考慮」 幹部会見
2008.8.12 00:06 産経新聞

 【クチャ(中国新疆ウイグル自治区)=野口東秀】中国新疆ウイグル自治区クチャ県を管轄するアクス地区の幹部、ムティエリフ・ハシム氏は11日、クチャで記者会見し、前日に警察襲撃事件などを起こした武装グループについて、全員ウイグル族で「テロリスト」との見方を示した。

 産経新聞などの記者が一時拘束されたことについては「(武装グループのうち)3人が逃亡しており、もし(記者の身に)何か問題が起きれば(われわれの)責任は大きい」などと説明、記者の安全を考慮したことを強調した。警察が撮影画像を消去したことに関しては「あなたに証拠があれば、(私はあなたの代わりに)関係当局に尋ねることができる」と述べるにとどめた。

 事件では容疑者以外に2人が死亡したことも明らかにした。これまでは容疑者以外の死者は1人とされており、これで事件での死者数は12人となった。
[PR]

by deracine69 | 2008-08-12 00:10 | アジア・大洋州  

テロ発生地から見た五輪 ルポ「抑圧」への憎悪、玉砕覚悟

「何が五輪だ。人権ない」 指導部ー見えない敵との「戦争」
2008.8.11 21:46 産経新聞

 【クチャ(中国新疆ウイグル自治区)=野口東秀】公安(警察)局など10数カ所に対する連続爆破事件から一夜明けた11日、ウイグル族の間では、政府や公安当局によるウイグル族抑圧が事件の背景にあり、玉砕覚悟の攻撃も「起きて当然」との声が多い。北京五輪に対するしらけた空気がウイグル族の間に蔓延(まんえん)しており、現地では一切、五輪を歓迎するスローガンを見ることはなかった。北京では平和の祭典、五輪が開かれているが、胡錦濤指導部は、漢族支配に反発するウイグル族との「戦争状態」に突入しているかのようだ。

 「漢族とウイグル族の関係はまあまあだったのに。腹が立つやつらだ」

 ジュースや果物などを売る漢族の商店主(40)は、爆破で破壊された店内を片づける作業中、こう怒りをぶつけた。

 クチャ県内はあちこちに銃痕や容疑者自爆の跡が路上に鮮明に残る中、警官が街を巡回し、緊張した雰囲気が漂う。中心部の商業施設「華琳商場」。1階部分はシートがかぶせられているが、中に入ると玄関が爆発で変形していた。表通りに面した窓ガラスは粉々だ。

 爆破された美容院が入居するビル前で、漢族の男性は容疑者が多数射殺されたことについて「共産党が反撃し、テロリストをつぶした」と顔を紅潮させた。このビルでは「オートバイに乗った男が40キロの爆薬を投げて爆破させた」という。公安局もガラスが割れた。

 しかしウイグル族の男性(30)は「どこでも漢族が権力を握る。だからこういう事件が起きるんだ」と言い放った。さらに「この国には人権がない。何か事件が起きると遠く離れた村でも好き勝手に(ウイグル族を)拘束し連行していく。派出所での暴行は頻繁だ」とも語った。

 男性が政府を最も腹立たしく思うのは、イスラム教を尊重していない点だという。「学校ではイスラム教を教えず、しかも断食月(ラマダン)の時に子供に食事を強要するんだ。子供にイスラム教を教えていた人は密告されたのか連行された」。

 10日午後、クチャ中心部一帯は戒厳令が敷かれたかのように外出が禁止され、外出していた数百人のウイグル族が拘束されたという。「人権なんかありゃしない!」。この男性はこう繰り返した。

 ウイグル族の間では、警察は「抑圧」の象徴でもある。今回の事件で武装グループは路上で銃撃戦の末、射殺されたり、自爆したりした。死を覚悟して公安局などを襲撃したことからも、政府・警察、さらには漢族に対してウイグル族の人々が強い怒りと憎しみを抱いていることがうかがえる。クチャ県ではかつて、公安局長が射殺されるなどの事件も発生した。

 ウイグル独立派「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」は、国際テロ組織アルカーイダやアフガニスタンの旧支配勢力タリバンと関係があるとみられている。

 ウイグル人男性(46)は今回の事件について「五輪が開幕した直後の事件。(中国政府への)影響は大きい。ウイグル族の怒りが世界に伝わったはずだ」と述べた。

 街頭や食堂などではテレビで北京五輪での中国人選手の活躍ぶりが映し出されていた。しかしそれにウイグル族が見入る姿を見かけることはついになかった。

 「五輪なんか関心ない。街に五輪のスローガンなんか一つもないだろう。反感を買うからさ。五輪はウイグル族にとっていいことなんか何もない。何が五輪だ」。男性はこう吐き捨てるように言い切った。
[PR]

by deracine69 | 2008-08-11 21:46 | アジア・大洋州  

中国核実験46回 ウイグル人医師が惨状訴え

2008.8.11 17:01 産経新聞

 広島市で原爆死没者慰霊式・平和祈念式典に参列するため来日した中国・新疆ウイグル自治区出身の外科医アニワル・トフティ氏は都内で産経新聞と会見し、核実験で汚染された同自治区の実態を語るとともに、中国の五輪開催に抗議した。アニワル氏の証言の詳細は次の通り。

後遺症の恐怖

 中国は1964年10月以来、私たちの土地で46回にわたって核実験を実施してきましたが、この事実はまだまだ知られていません。区都ウルムチの病院の腫瘍(しゆよう)専門外科に勤務していた私はあるとき、病床に占めるウイグル人の割合が極めて大きいことに気付きました。そして調査・分析したところ、ウイグル人の悪性腫瘍の発生率が、中国の他の地域の漢人と比べて、35%も高いことが判明したのです。さらに漢人でも、新疆ウイグル自治区に30年以上住んでいる人は、悪性腫瘍発生率がウイグル人と同程度に高いことが分かりました。

 英国のテレビ局のドキュメンタリー番組に協力し、取材で潜入した先々では、放射能汚染の影響とみられる数々の悲惨な光景を目の当たりにしました。

 南新疆では、内臓異常で腹やのどなどが肥大化した人が大勢いる村がありましたし、先天性異常の大脳未発達で、歩くことも話すこともできない障害児ばかりが生まれる村もありました。また、ある山で木を切って調べたところ、広島に投下された原爆の300倍もの放射性の反応が出ました。

 しかし、中国は核実験による放射能汚染や後遺症の存在を認めていません。海外の医療団体などが調査に立ち入ることもできず、すべてが隠蔽(いんぺい)されているのです。

核実験と人権弾圧の中止を

 この時期を選んで、初めて日本を訪れた理由は2つあります。まず、原爆の悲惨さを世界で一番よく理解している日本の方々に、核の被害で苦しんでいるのは、日本人だけでないことを知ってもらいたかったからです。

 もう一つは北京五輪の開催への一種の抗議です。中国が初めて核実験をしたのは、まさに東京五輪の開会期間中でした。そして中国は核実験を繰り返すことで軍事力を世界に誇示しつつ、経済発展を遂げ、ついに五輪を開催できるまでになりました。しかし、その影で実験のモルモットにされたわれわれウイグル人の生命、土地、資源が犠牲となってきたのです。

 中国は北京五輪開催を機に、国際社会に人権状況の改善を約束しましたが、まったく守られていません。五輪終了後も、中国のウイグル人への人権弾圧は続くでしょう。

 日本には毅然(きぜん)として中国に対(たい)峙(じ)してもらいたい。日本が弱腰になれば、中国はますます増長します。アジア太平洋地域で私が待ち望んでいるのは、力強い日本であって、強大で独裁的な中国ではありません」

     ■

 アニワル・トフティ 1963年、新疆ウイグル自治区東部のコルム生まれ。区都ウルムチなどで病院に勤務し、98年に同自治区での核実験の影響を告発した英国テレビ局のドキュメンタリー番組の取材に参加し、99年に英国に政治亡命。世界ウイグル会議英国全権代表を務める。
[PR]

by deracine69 | 2008-08-11 17:01 | アジア・大洋州