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解雇の補償金不満 広東省の工場でデモ、警察と衝突

2008年11月26日21時17分 朝日新聞

f0013182_17252657.jpg 【香港=奥寺淳】中国広東省東莞のおもちゃ工場で25日夕、出稼ぎ労働者が解雇補償金の金額が少なすぎるとしてデモを起こし、警官隊と衝突した。国営新華社通信によると、労働者が警察車両と小型パトカーの計5台をひっくり返し、事務所を襲い、パソコンなどの機器を破壊した。

 デモの原因は、工場が216人の雇用契約を26日に終了しようとしたこと。AFP通信によると、デモは最大約2千人に達し、警察との衝突で6人がけがをしたという。
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by deracine69 | 2008-11-26 21:17 | アジア・大洋州  

住民2000人、党施設で騒ぐ 中国、庁舎移転で抗議

2008.11.19 19:16 産経新聞

 19日付の中国紙、新京報などによると、中国甘粛省隴南市で17日から18日にかけ、市庁舎の移転計画に関し地元住民らが同市共産党委員会に押しかけ抗議、建物を壊したり、鉄棒やつるはしで職員や警官を襲う騒ぎがあった。一時はやじ馬を含め2000人ほどに膨らみ、60人以上の職員や警官が負傷したという。

 市庁舎移転で自宅が取り壊される住民約30人が17日午前、補償問題などで申し入れをしようと党委員会の施設を訪れたが、代表者だけと面会するとした党委側の対応に住民らが反発。同日夜には1000人以上が集まり、暴力事件に発展した。

 騒動は18日も続き、警官らが負傷。当局側が取り締まりを強めた結果、同日夜に騒ぎは収まったという。(共同)


中国甘粛省:5万人大規模抗議、当局の弾圧で死者多数
08/11/20 06:43 大紀元

 【大紀元日本11月20日】四川省に隣接する甘粛省隴南(ロウナン/陇南)市は18日と19日、同省が近年最大規模の政府当局への民衆抗議事件が発生した。行政府が民衆の反対を無視し市の行政所在地移転を強引に進め、それに伴う農民の土地を収用する際の補助金の不当問題に不満を訴え、5万人を超える地元農民たちが二日間連続で市政府の建物に突入して抗議を行った。当局は公安や武装警察を大量に派遣し抗議者らを弾圧した。この衝突で抗議者と警察側の双方に負傷者が出ており、負傷した数百人の農民の内、数十人が重傷を負い、数人の死者も出たという。

 中国西北部への入口と知られる隴南市(地級市)は甘粛省南部に位置し、南を四川省と接する。行政府中心地の武都市は今年5月の四川大地震で、重度の災害を受けた。現地の住民によると、当局は被災者に対し十分な措置を取るどころか、市の建設計画を進めていない状況で、行政府を武都市から、隣の成県へ移転することを決め、移転の工事を急いだ。住民らは住む場所も確保されていない状態のため、武都市の住民55満員は行政府移転に反対した。

 住民の反対を恐れ、当局は行政府移転の噂は嘘であるとし、「噂を広めた」罪名で数人を逮捕した。しかし最近、行政府移転の情報を正式に公表した。移転のため土地が収用され、合理な補償金ももらえなかった農民たちの怒りが爆発し、18日と19日二日連続で政府の建物の前で集合して抗議を行った。

 19日抗議の現場にいたある目撃者は本紙取材に、当日朝、政府の建物の中と周辺にいる抗議者数は一時的に5万人を超えたと話した。隴南市の各業界もストライキを行い、商店を閉店し、タクシーとバスも運行停止、農民たちの抗議を支援した。当局は武装警察を大量に派遣して抗議者を弾圧し、数人の死者が出たという。

 「18日夜、行政府は成県から武装警察を出動させた。昨日(19日)まで、2百人以上の武装警察がこちらに到着、武都市の公安と交通警察全員も出動した。午前11時前後、警察が行政府の建物の中で、抗議者を囲み、電気棒などで人々を殴った。殴られたのは男女も子どももいる。少なくとも6、7人がその場で死亡したようだ」とこの目撃者がいう。

 午後3時ごろ、警察が催涙弾を放ち抗議者らを制圧したという。

武都市民の董さんは本紙取材に対し、抗議者らは行政府の施設や、パソコンなどを壊し、車両も焼いたと話した。

 「今年3月ごろ、行政府移転の問題について2千人の民衆が当局に上申する事件が会った。市の党書記は公に、移転の話を事実ではないと発表した。しかし最近会議を開き、移転すると決めた。だから大量な群集が再び上申を行ったのだ」

 また、現地住民によると、現地テレビ局はすでに、11月23日まで武都市が戒厳する通知を出しているという。

 隴南市は今年5月の四川大地震の中、汶川地区に続いて、多くの被害を受けた地区。特に武都市は多くの死者と経済損失が出た。『隴を得て蜀を望む』―「三国志」の舞台である隴南は、中国統一を成し遂げた秦王朝発祥の地として知られる。
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by deracine69 | 2008-11-19 19:16 | アジア・大洋州  

民衆2千人、警察に抗議デモ 中国広東省

2008年11月8日19時26分 朝日新聞

 【香港=奥寺淳】中国広東省深圳市で7日夜、違法に客を乗せたバイク運転手が死亡したことをきっかけに、家族らが警察に押しかけ、敷地内で暴れる事件が起きた。華僑向け通信社の中国新聞社が新華社通信の話として伝えた。一時は約2千人がデモをし、警察車両を燃やしたという。

 現地からの報道によると、運転手の家族は警察が無謀な取り締まりをしたため死亡したと思い、抗議。同日夕には民衆約2千人にまで膨らみ、警官とにらみ合った。民衆は投石や爆竹を鳴らしたり、警察車両をひっくり返したりした。


深圳で数千人の暴動=交通警察施設を襲撃-中国
2008/11/08-14:01 時事通信

 【香港8日時事】中国広東省深圳市で7日午後から8日未明にかけて、当局の二輪車取り締まりで死者が出たことに怒った群衆数千人が交通警察の施設を襲撃する暴動が起きた。地元のニュースサイト・深圳新聞網などが伝えた。中国では行政当局の不正や横暴に起因する騒乱が各地で起きているが、同市のような全国有数の大都市では珍しい。


数千人が暴動、パトカー破壊し警察署を襲撃―広東省深圳市
11月8日14時28分配信 Record China

2008年11月8日、新華網によると、7日午後から8日未明にかけ、深圳市宝安区で市民が警察署を襲撃する暴動が発生した。検問から逃走したバイク運転手の死亡に端を発したこの事件だが、この死に疑問を覚えた家族や知人らがパトカーに火をつけ警察署内を破壊したという。

7日、都市管理の徹底をめざした宝安区が、違反車両追放のため区内各所で検問を実施。午前9時20分ごろ、ある検問地点を李国超(リー・グオチャオ)さんの運転する二人乗りのバイクが通過。このバイクにはナンバープレートがなく、李さん自身も無免許であった。李さんはバイクを止め、後部座席の人物を下ろすと猛烈な勢いでその場を逃走した。

逃走した李さんのバイクは、信号にひっかかったため、逆方向に逃げようと再度検問所前を通過したその時、作業員がトランシーバーを李さんに投げつけた。トランシーバーは李さんの頭部に直撃し、コントロールを失ったバイクは電柱に激突。李さんは病院に搬送されたが死亡した。

この検問は警察が行ったものではなかったが、警察による検問と誤解した家族が、7日午後1時ごろ、30人ほどで警察署に抗議。検問にあたっていた警官を出すよう求めた。午後2時30分ごろには李さんの遺体を警察署に運び、再度抗議。署内の物品を破壊し、爆竹に火をつけた。さらに、午後5時ごろには警察署の周囲には2000人以上が集まり、警察署に投石などを繰り返した。8日未明、集まった人々は解散したという。
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by deracine69 | 2008-11-08 19:26 | アジア・大洋州  

拘留中の不審死に怒り、千人が派出所襲う 中国浙江省

2008年10月23日21時18分 朝日新聞

 【南寧(中国広西チワン族自治区)=奥寺淳】香港の中国人権民主運動情報センターによると、中国浙江省温州で22日、派出所に拘留された出稼ぎ労働者が不審死したことに怒った住民約1千人が詰めかけ、警察と衝突した。住民は周辺の道路を埋め尽くして、抗議デモも行った。

 拘留中に亡くなったとされるのは江西省からの出稼ぎ労働者で、遺体に多数の傷跡が残っていたという。このため労働者の友人や親族らが派出所前に集結し、派出所の一部設備を破壊した。同センターによると、派出所は拘留中に人が死亡し、抗議行動があったことは認めたという。
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by deracine69 | 2008-10-23 21:18 | アジア・大洋州  

中国の集団抗議激増=06年9万件 「力での解決」限界に

2008年10月16日 読売新聞

 【北京=杉山祐之】中国各地で、暴動や抗議などの集団行動が激増、軍、警察で民衆を一方的に抑え込む共産党政権の伝統的な「力での解決」策が限界に達しつつある。民衆に対する党の融和姿勢、そして恐れは、新たな行動を誘発してもいる。官民の力関係が微妙に変わりつつある。

 関係者が明かした最新の公的統計によると、50人以上が集まった暴動、座り込み、直訴、地方庁舎包囲などの集団行動数は、1993年に8700件だったが、2005年に10倍の87000件に激増。06年には9万件を超えた。増加傾向になお衰えは見えない。

 中国社会科学員農村発展研究所の于健嶸(うけんこう)教授らによると、今の集団行動は、土地の強制収用、解雇、強制立ち退きなどを巡る利益闘争であり、同時に、人々の不満のはけ口でもある。司法への信頼は低く、民事の争いでも政府に解決を求め、官民衝突に発展する場合も多い。暴力を伴う傾向もはっきりしてきた。

 中国の民衆の多くは「政府に訴え出れば何とかなる」と考える。指導者があらゆる決定権を持つ「人治体制」(中国筋)で生きてきた人々の当然の発想だ。格差が拡大し、権利意識が高まる中、当局に土地を強制収用された農民らばかりか、不動産業者にだまされた人さえ地元政府を目指す。

 しかも、民衆は、瞬時に多数を動員し、当局の情報統制を破る“武器”・携帯電話を手にしている。暴動も弾圧も、すぐに情報が世界に流れる。

 共産党政権はかつて「ごく少数の敵」のレッテルを張って騒ぎを起こす者を弾圧した。現在、その対応を一般化すると、混乱が際限なく広がるのは確実だ。

 民生重視を表看板に掲げる胡錦濤政権は今年7月、集団行動への武器の乱用などを厳しく戒める規定を公表した。同院社会学研究所の單光鼐(ぜんこうだい)教授は「中央政府は常に、警察力出動、警棒を含む武器使用などで慎重な対応を求めている」と語った。

 党の幹部指導機関・中央党校の蔡霞教授は「幹部は民衆への対応を学び、対等の立場で民衆と意見交換しなくてはならない」と、党側の意識改革の必要性を強調した。だが、実現可能な具体策はまだ見えていない。
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by deracine69 | 2008-10-16 07:00 | アジア・大洋州  

中国、1日に2か所で大規模な暴動が発生

2008年09月05日 23:44 AFPBB News

 【9月5日 AFP】中国で4日、中部湖南(Hunan)省と南東部浙江(Zhejiang)省の2か所で大規模な暴動があり、軍や武装警察隊が鎮圧にあたった。人権団体などが5日、明らかにした。

 香港(Hong Kong)に拠点を置く人権団体「中国人権民主化運動情報センター(Information Centre for Human Rights and Democracy)」によると、湖南省吉首(Jishou)で4日、市民から出資を募っていた不動産会社が金の返還に応じないことに怒った1万人あまりが道路や鉄道を封鎖したため、兵士や武装警官ら5000人が動員された。衝突で50人あまりが負傷し、20人が逮捕されたという。

 吉首市当局はウェブサイトで、市民を解散させるために武装警察が派遣されたと発表したが、その人数には触れていない。負傷者は出ておらず、道路や鉄道の交通は5日までに通常に戻ったとしている。また、騒ぎの原因になった不動産会社の幹部は詐欺の疑いで取り調べを受けている。中国の人気ポータルサイトには、線路や道路沿いに配備された武装警察の様子をとらえた写真が掲載された。

 一方、中国人権民主化運動情報センターによると、浙江省の寧波(Ningbo)で4日発生した暴動は、前日に工場で少年が窓から転落して負傷したことをきっかけに発生した。

 少年の親類ら約500人が説明を求めて工場に押しかけたところ、同日午後には約1万人に膨れあがり、瓶や石を投げ始めた。現場に到着した武装警察約500人が敷地の外に出そうとところ暴徒化し、警察官を含む約20人が負傷し、約10人が逮捕された。

 市当局は、少年は工場に隠れていたところを作業員らに発見され、逃げようとして自ら飛び降りたと説明している。少年は脚の骨を折り病院に運ばれたが、容態は安定しているという。AFPはこの事件について同市警察当局に問い合わせたが回答は得られなかった。

 中国では最近、社会に不満を持つ市民らによる暴動が相次いでいる。6月には南西部の貴州(Guizhou)省で、17歳の少女が暴行後に殺害されたとみられる事件で、警察が真相を隠ぺいしたと主張する市民らによる数万人規模の暴動が発生している。(c)AFP
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by deracine69 | 2008-09-05 23:44 | アジア・大洋州  

天安門付近で五輪抗議デモ 再開発で立ち退きの住民

2008/08/04 16:44 共同通信

 【北京4日共同】北京市中心部の天安門広場付近で4日午前、地元の再開発で立ち退きに遭った住民ら約20人が北京五輪に反発する抗議デモを行い、警察官ともみ合いになった。AP通信が伝えた。

 北京には地方から陳情に来ている住民らも多く、五輪開幕を8日に控え、警備当局は一段と警戒を強めて抗議デモなどを抑え込む方針だ。

 デモがあったのは、天安門広場南側の前門地区。同地区は北京観光の目玉として、開発に95億元(約1500億円)を投入。中国の伝統的な街並みの復元が進められている。
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by deracine69 | 2008-08-04 16:44 | アジア・大洋州  

五輪テロ「高リスク」=会場周辺、食品安全・暴動も-中国、40項目を評価・北京

7月23日2時32分配信 時事通信

 【北京22日時事】8月8日に開幕する北京五輪の安全対策に向け、中国当局が北京市内で展開した「リスク調査」の中で、テロが五輪会場周辺地域で起きる可能性を「高リスク」と判定していることが22日までに分かった。食品・薬品安全、暴動を含めた「集団事件」、道路陥没も危険度が高いと評価している。調査・評価内容の概要を五輪関係者が明らかにした。

 五輪を前に中国各地では暴動が相次ぐほか、雲南省ではバス連続爆破事件も発生。北京でも至る所に潜むリスクが、五輪中に社会不安を引き起こす事態に中国政府は危機感を強めている。

 五輪会場周辺地域ではこのうち、40項目超に対して評価が下され、リスク度が高いとされたのは計11項目。テロや食品安全のほか、豪雨・洪水、排水溝詰まり、交通渋滞、火災、北朝鮮からの脱北者の外国公館駆け込みなども指摘された。
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by deracine69 | 2008-07-23 02:32 | アジア・大洋州  

昆明バス爆破 町村氏、五輪への影響懸念

 7月22日11時34分配信 産経新聞

 町村信孝官房長官は22日午前の記者会見で、中国雲南省の昆明市で発生した路線バス爆破事件について「この1、2カ月、中国の民衆の不満が警察署や公安に向かう事件が起きている。北京五輪の円滑な開催の支障にならなければいいなと懸念している」と述べた。

 また、爆破事件などが頻発する背景について「日本も経験したが、急速に高度成長を遂げているひずみを克服することが中国社会にとっても重要なテーマであろう」と指摘した。
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by deracine69 | 2008-07-22 11:34 | 政治  

<中国・バス爆発>爆破テロか 警備強化の中での惨事に不安

7月21日22時23分配信 毎日新聞

 朝の繁華街で、バスから黒煙が上がり、窓ガラスが飛び散った。21日、中国雲南省昆明市で16人が死傷したバス連続爆破事件。北京五輪まで20日足らずに迫り、警備を強化する中での惨事だけに、住民は不安を漏らした。

 1件目の事件が起きた人民西路は、市中心部を東西に走る幹線道路。記者が到着した21日午後7時(日本時間同8時)過ぎには、既にバスは撤去されていたが、警官約50人が警戒にあたっていた。車も人も通行が禁止され、周辺で市民らが遠巻きに現場を見守っていた。

 新華社(電子版)などによると、爆発で死亡した王徳芝さん(30)は夫の韓光明さんとバスに乗っていた。昆明市の北西約100キロにある牟定県出身。出稼ぎに来てサウナで働いていた。牟定県にいる5歳の娘の誕生日を祝うため、夫婦で休暇の申請をしていたという。韓さんは「大きな音がして、閃光が走った。帰省するはずだったのに妻は死んでしまった。私もけがをした。何もかも終わってしまったような気がする」と悲嘆に暮れた。

 地元に住む日本人男性は毎日新聞の取材に「現地の中国人たちは観光客を狙ったもので『爆破は恐怖分子(テロリスト)の仕業』とうわさしている。驚いたというより雲南でもとうとう起きてしまったという感じで受け止めている」と話した。

 公安当局は「人為的な爆破」と断定したが、詳細は明らかにしていない。香港メディアは、前方の座席に時限式の爆弾が仕掛けられていたと報じている。

 ◇合宿中の土佐礼子選手、影響受けず

 昆明市は標高1891メートルで気候が穏やかなため、長距離選手がトレーニングに訪れる。

 北京五輪女子マラソン代表の土佐礼子選手(32)=三井住友海上=は10~30日の予定で、21日も昆明で合宿中だった。日本に残る三井住友海上陸上部の(高堰たかせき)崇マネジャーが、同日午後3時過ぎ(日本時間)に受け入れている雲南省体育局に電話で確認したところ、「通勤バスの死亡事故があったが、爆発の影響は何も受けていない」と説明を受けた。土佐選手や鈴木秀夫総監督が滞在する宿舎や練習場所は爆発現場から遠く、騒ぎに巻き込まれていないという。

 高堰マネジャーは「通常通り練習したと聞いている。専属の車で移動しているし、体育局が安全を確保してくれているので問題はない」と話した。

 土佐選手は予定通り30日に帰国し、同社所属で北京五輪女子一万メートル代表の渋井陽子選手(29)は22日に昆明に入る予定という。

【昆明(中国雲南省)鈴木玲子、吉永磨美、長野宏美】

中国・昆明でバス連続爆発2人死亡 当局「人為的な破壊事件」と断定
7月21日21時13分配信 産経新聞

 【北京=矢板明夫】中国雲南省の昆明市中心部で21日早朝、路線バス2台が相次いで爆発し、2人が死亡、14人が負傷した。同省公安庁は「人為的な破壊事件」と断定、現場周辺を封鎖、犯人の行方を追っている。五輪開催を控える中国では最近、各地で住民と地元政府が衝突する事件が多発。今回の連続爆発は、政治や社会に不満をもつ組織による市民の大量殺傷を狙ったテロ事件の可能性もある。

 国営新華社通信などによると、1件目の爆発は出勤ラッシュの午前7時(日本時間同8時)すぎ、病院前のバス停付近で発生した。目撃者によると、バスの停車後しばらくしてから突然爆発が起き、大きな爆発音とともに、窓ガラスの破片が飛び散った。車体前半部分の破損がひどく、白煙が出たという。この爆発で、運転手の後ろにいた30歳の女性が死亡、10人が負傷した。

 その約1時間後には、直線距離で約3キロ離れた目抜き通りで、交差点にさしかかったバスが爆発。26歳の男性が死亡、4人が重軽傷を負った。

 地元警察当局は、2件の爆発は人為的な破壊事件と断定。駅や空港などで警戒態勢を強化するとともに、昆明市周辺の道路に検問所を設けるなど捜査を進めている。1件目の爆発について、「2人の男が下車した直後に爆発が起きた」との目撃情報を伝える中国メディアもある。

 雲南省では19日にも、孟連県で住民と警察が衝突し、警察官の発砲で住民2人が死亡している。

 事件発生後、不安を募らせた市民がバスの利用を控えたため、ガラガラのバスが目立つ一方、空車のタクシーが見つけにくくなっているという。

中国のバス連続爆発 五輪直前、政治的テロか 北京の治安不安の指摘 
7月21日21時7分配信 産経新聞

 【北京=野口東秀】中国雲南省の昆明市で21日に発生した路線バス連続爆発事件は、北京五輪を目前に控え、胡錦濤指導部が治安に神経をとがらせる中で発生した。政府の腐敗や横暴に対して不満分子が起こしたテロの可能性も否定できない。

 中国では五輪を前にバスの爆発が相次いでいたが、今回は連続爆破で、無差別殺傷を狙ったとみられる。

 北京では地下鉄で安全検査が実施されているが、バスの荷物検査は物理的に困難なため実施されていない。駅でも荷物のX線検査と金属探知機での携帯物検査が行われているが、空港ほどには徹底されておらず、爆発物の持ち込みが不可能とはいえない。「今回の事件であらためて北京で群衆が集まる場所での治安に不安が浮上した」(邦人駐在員)といえる。

 北京、上海など大都市では制服・私服の治安要員が大量に動員され、バスにも私服警官が乗り込んでいるが、治安当局筋は「完全な押さえ込みは不可能」と言い切る。

 今後、同様の事件を起こす模倣犯が出る可能性も十分ある。7月に入り、上海で公安の取り調べに不満を持つ男が警察署に押し入り警官6人を刺殺、河北省広宗県でも警察署で爆弾事件が発生し10人が負傷したと伝えられる。

 このほか、広東省、浙江省、広西チワン族自治州など各地で、小さな怒りをきっかけに群衆が暴徒化したり抗議行動を起こしたりする事態も起きている。

<中国・バス爆発>昆明で16人死傷 「人為的破壊」と断定
7月21日21時30分配信 毎日新聞

 【昆明(中国雲南省)鈴木玲子】中国雲南省昆明市で21日朝、2台の路線バスの車内で爆発が相次ぎ、計2人が死亡、14人が負傷した。地元警察は組織的なテロかどうかについては捜査中としているが、「人為的な破壊事件」と断定した。北京五輪を前に中国では住民と当局の衝突が続発しており、治安に関する懸念が一層高まりそうだ。

 新華社によると、最初の爆発は午前7時(日本時間同8時)過ぎ、昆明市中心部のバス停前で発生。30歳の女性が死亡、10人が負傷した。約1時間後、西に約4キロ離れた路上を走行中のバスで爆発が起き、26歳の男性が死亡、4人が負傷した。

 地元のニュースサイトは、前方の座席下に時限式爆弾が仕掛けられていた、との警察当局の話を伝えた。また、不審物を持ち込んだ男2人がバスから降りた後に最初の爆発が起きたと報じた。

 中国政府は事態を重視。公安省が刑事捜査の専門家チームを現地に派遣した。

 雲南省では19日、南部の孟連ダイ族ラフ族ワ族自治県でゴム園労働者らと地元警察が衝突、住民2人が死亡する事件が起きていた。

 来月に迫った北京五輪を前に、中国当局はテロ防止のために厳戒態勢を敷いている。20日には北京などの主要空港でターミナルに入る人を対象に安全検査を義務づけるなど治安対策を本格始動させたばかりだった。公共交通機関が狙われた昆明の事件を受け、北京などでの警備がさらに強化されるのは確実だ。
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by deracine69 | 2008-07-21 22:23 | アジア・大洋州