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<東ティモール>ホルタ大統領「自分が死ねば暴力あふれる」

4月19日2時31分配信 毎日新聞

 【ディリ井田純】2月に反政府武装集団に銃撃され重傷を負った東ティモールのラモス・ホルタ大統領は18日、首都ディリで毎日新聞と会見した。大統領が入院・療養先のオーストラリアから17日に帰国後、外国メディアと会見するのは初めて。大統領は今も潜伏を続ける襲撃グループについて「個人としては許せるが、国民が選んだ大統領を殺害しようとするのは国民に対する罪だ。法の裁きを免れることはできない」と非難した。

 ホルタ氏は現在の体調について「80~90%回復したが、今もときどき痛む」と銃弾を受けた腹部付近を示しながら語った。

 ホルタ氏によると、2月の事件では、銃撃されてから救急車が到着するまで約30分間かかり、「流れた血液は約4リットルで、あと10分遅かったら命はなかったと言われた」。救急車で搬送される間は「自分が死ねばまた争いが始まり、国中に暴力があふれる。死ぬわけにはいかない」と考えたという。

 また、襲撃グループの幹部が、メディアを通じて「大統領を殺害するつもりはなく、事件は偶発的なもの」と述べていることに対して、「まったくのデタラメだ」と非難。「事件当時、メンバーの1人が私をライフルで狙っているのをこの目で見た。距離は10メートルもなかった。明らかに暗殺を意図したものだった」と語った。

 さらに、グループの背後には「インドネシアやオーストラリアにいる東ティモール人らがおり、資金面などで支援している事実をつかんでいる」として、インドネシア警察当局の協力も得て捜査を進めていることを明らかにした。

 今後の職務については、「国内避難民問題や貧困の解決と治安回復に取り組むため、野党のフレティリンなどすべての政党と協力を進めたい」と述べ、挙国態勢づくりに尽力する考えを表明。「私は国民に対する責任を負っている」として辞任などの考えがないことを改めて強調した。
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by deracine69 | 2008-04-19 02:31 | アジア・大洋州