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改造内閣は「安心実現内閣」、政策実現を優先・早期解散は否定=首相

8月2日8時12分配信 ロイター

f0013182_22971.jpg [東京 1日 ロイター] 福田康夫首相は1日夜、内閣改造後に記者会見し、政策を実現するための布陣を敷いたとし、改造内閣を「安心実現内閣」と位置づけた。衆院解散・総選挙の時期については「解散を論ずるより、今は政策を実行する社会・経済状況」とし、「いま直ちに解散を考えているわけではない」と述べ、与党内にくすぶる年末・年始解散論を退けた。

 直面する課題について福田首相は、原油高に伴う物価高と本格的な少子高齢化時代の到来を挙げ、「日本が直面しているこのような2つの大きな構造変化をどのようして乗り越えていくかが現下の大きな課題」とし、「新内閣は一丸となって物価高と景気低迷という国民経済が直面する困難を解決していく」との決意を示した。 

 改造では、こうした政策課題を実現するための布陣を敷いたとし、内閣改造の狙いについて「政策を確実に実現し、安心を勝ち得る意味で『安心実現内閣』だ」と語った。

 閣内には与謝野馨経済財政担当相や伊吹文明財務相など消費税増税に理解を示すメンバーが目立つ。消費税増税に向けた環境整備の狙いがあるのかとの質問には「消費税(増税)なしで財政再建はとても考えられない。国民が安心できる社会保障制度も成り立たないと思っている。ただし、それをいつ実現するのか、いつ実行するかはさまざまな意見がある。(与謝野氏らも)今すぐそれをやろうと言っているとも思えない」と説明。消費税の扱いについては「しっかり議論し、消費税をこれからどのように扱っていくか、きちんと道筋を立てていくことが大事だ」とした。
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by deracine69 | 2008-08-02 08:12 | 政治  

【竹島問題】ことなかれ主義の日本政府

7月31日22時21分配信 産経新聞

 米政府機関が竹島(韓国名・独島)の帰属先を再び韓国に戻したことについて、政府は韓国を刺激することを避けてひたすら「静観」を決め込んでいる。ただ、こういう日本の対韓配慮は相手には通じず、むしろ韓国の竹島領有の既成事実化を助けかねない危険性をはらんでいる。

 町村信孝官房長官は31日の会見で「米政府の1機関がやることに、あまり過度に反応することはない」と述べ、政府としては特別に行動を起こすつもりはないとの考えを強調。同時に「(竹島の帰属について)米政府は中立的な立場を強調している」と述べた。

 だが、福田内閣はすでに竹島問題について対応を誤っている。竹島をめぐっては、文部科学省は新学習指導要領の解説書に、「我が国固有の領土」と明記する予定だった。それを、首相官邸が主導して「韓国との間に主張の相違があることなどにも触れ…」などとあいまいな表現に書き換えさせた。

 これは、日韓関係や6カ国協議などに悪影響を及ぼすことを避けるための配慮だったが、韓国の猛反発は変わらず、日本政府の腰の引けた姿勢を印象づけただけに終わった。

 外務省はホームページに「韓国による竹島の占拠は、国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠だ」と明示しており、過去の政府答弁書も「韓国による不法占拠は受け入れられるものではない」(平成19年3月30日付)としているにもかかわらずだ。

 「教員向けの内部資料のような解説書に激高する韓国はどうかしている」(外務省幹部)というのはその通りであるにしても、「政府の弱腰が韓国側をつけあがらせた」(閣僚経験者)のも事実だろう。

 米国は1951年8月、駐米韓国大使に「(竹島は)朝鮮の一部として取り扱われたことが決してなく(中略)、かつて朝鮮によって領有権の主張がなされたとは見られない」との書簡を送っている。にもかかわらず政府は今回、米側の対応に抗議する考えはないとしており、すべてが後手後手に回っている。(阿比留瑠比)
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by deracine69 | 2008-07-31 22:21 | 政治  

竹島 韓国領に再変更 「過度に反応せず」 町村長官が言明

7月31日15時54分配信 産経新聞

 米政府機関の地名委員会が竹島(韓国名・独島)の帰属先を再び「韓国」に戻したことについて、町村信孝官房長官は31日午前の記者会見で日本政府としては特別のアクションを起こす考えはなく、米国の新たな判断に期待する考えを示した。

 町村長官は「米政府の一機関がやることに、あまり過度に反応することはない」と言明。同時に「(米政府の)結論ではない」とした上で「(竹島問題の帰属先について)米政府は中立的な立場を強調している。今回は米国の立場の変更を意味するものとは受け止めていない」と述べた。

 また「(米側は)改めて全体を精査すると(言っている)。精査する過程でとりあえず『中間的』な表記に戻したということなので(今後)どのような表現になるか、またいずれ出てくるのだろう」との見通しを語った。


竹島帰属「過度に反応せず」=町村官房長官
7月31日12時33分配信 時事通信

 町村信孝官房長官は31日午前の記者会見で、米政府機関の地名委員会が竹島(韓国名・独島)の帰属先を「韓国」に戻したことについて「米政府の一機関がやることに過度に反応しない」と述べ、冷静に対応する考えを示した。
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by deracine69 | 2008-07-31 15:54 | 政治  

もろ刃の剣、内閣改造 失敗なら退陣? 話題性か派閥均衡か どうなる福田人事

7月30日8時1分配信 産経新聞

 福田康夫首相は初の内閣改造を来月上旬にも断行したい考えだが、どんな布陣を思い描いているのか。首相は改造で「福田色」を出すことで、内閣支持率低迷からの脱却を目指しているが、人事でつまずけば一気に退陣に追い込まれる危険もある。国民人気の高い人材を入閣させれば瞬間風速的な支持率アップにつながる半面、「古い自民党」さながらの派閥均衡、順送り人事を求める各派の不満が噴出しかねない。さて、福田流人事の行方は…。     

 政府は29日、「5つの安心プラン」と漁業者向け燃料高騰対策を相次いで発表したほか、平成21年度予算の概算要求基準(シーリング)を閣議了解した。内閣の当面の重要政策が一段落した格好で、現職閣僚が日本に不在という物理的事情を除けば、改造に向けた環境は整いつつある。

 ただ、首相は同日夜、首相官邸で記者団に改造するか否かの判断は決まっているのかと問われ「すべて総合的に判断することで、決まるまでは白紙だ」と述べた。また「(改造の有無を判断する重要政策も)全部そろったわけではない」と語り、改造をめぐる複雑な連立方程式に苦心している様子をうかがわせた。

 首相は来月上旬の改造断行を目指しているが、与党内の“雑音”が首相に二の足を踏ませている。公明党からは、「改造したからといって支持率が高くなる保証はない」(北側一雄幹事長)と慎重論が漏れ、自民党の山崎拓元副総裁は8月の盆明けに改造するとの見通しを示した。

 フジテレビの「報道2001」の世論調査結果をみると、過去の内閣改造が政権浮揚への足掛かりになったケースはあった。

 小泉純一郎元首相は「サプライズ人事」で国民の耳目を集める手法を得意とした。昨年8月の安倍改造内閣では、テレビなどでの露出度が高い舛添要一参院議員が厚生労働相に起用されたことなどが評価され、内閣支持率は改造後、9・8ポイント上がった。

 福田首相は派手なパフォーマンスを好まないとされるが、政府が25日発表した「行政支出総点検会議」の委員の1人に、話題性でワイドショーに引っ張りダコの東国原英夫宮崎県知事を起用してみせた。

 公明党内には、福田内閣の低支持率を理由に、「このままでは次期衆院選前に首相に辞めてもらうしかない」(幹部)との声もくすぶる。このため、局面を打開すべく、小渕優子、後藤田正純両衆院議員ら女性や若手、著名民間人を起用する「小泉流」人事案を懐に温めている可能性はないとは言い切れない。

 ただ、改造後、内閣支持率が微増にとどまるケースが多い。「入閣した少数の人は喜ぶが、待望しながら入れなかった大多数から怨嗟(えんさ)が巻き起こる」(閣僚経験者)のが政界の常だ。「だれもがハッピーの人事」はありえず、「気配り型」の派閥均衡人事を行えば国民の関心が薄れ、首相の党内基盤が揺らぎかねない。

 かつて、支持率の急降下を招いたこともある。橋本内閣ではロッキード事件で有罪判決を受けた佐藤孝行元衆院議員を総務庁長官に起用し、内閣支持率は17・2ポイント減となった。

 ある首相経験者はこう語る。「結局、福田さんは改造できないのではないか。人事の負の要因を押さえ込むだけのパワーがない」(杉本康士)
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by deracine69 | 2008-07-30 08:01 | 政治  

新テロ特措法、期限切れほぼ確実 公明再議決に応じない方針

7月30日8時1分配信 産経新聞

 ■国際貢献暗雲

 インド洋で海上自衛隊が補給活動するための新テロ対策特別措置法が来年1月に期限切れとなることがほぼ確実となった。年内解散に向け、臨時国会の9月下旬召集を求める公明党が新テロ特措法延長の衆院再議決に応じない方針を固め、自民党も参院執行部などが同調し始めたためだ。政府はイラクで活動中の航空自衛隊を年内に撤収する方針を固めており、日米同盟関係の悪化は避けられない見通し。海自の撤退は8カ国の海上阻止活動(OEF-MIO)の枠組みへの影響も大きく、国際社会の非難を浴びそうだ。(加納宏幸)

 ▼中断に傾く大勢

 「テロとの戦いは今が正念場だ。日本に当事者意識があるかの問題だ」

 石破茂防衛相は29日朝、自民党の国防関係合同部会で海自の補給活動の重要性を訴えた。出席議員からは「イランの暴発でホルムズ海峡が有事になったら原油輸送を誰が支援するのか」(佐藤正久参院議員)など賛同意見が相次いだ。

 しかし、自民党総務会では山本一太参院議員が「中国がアフガニスタンでの『テロとの戦い』に加わったら日本は安全保障や外交の上で計り知れないダメージを受ける」と強調したが、同調する声はなかった。自民党の大勢は「活動中断やむなし」に傾きつつある。

 海自は今年1月に補給艦を再派遣後、32回にわたり計5475キロリットルの燃料を米英仏・パキスタンなどの艦船に補給し、テロや海賊対策に貢献してきた。

 海自の活動の継続には臨時国会で新テロ特措法を改正しなければならないが、昨年の臨時国会で法案に反対した民主党など野党が賛成に転ずる可能性は低い。

 加えて公明党は年内解散を念頭に「野党の理解を得られるように与野党でしっかり協議することが先決だ」(北側一雄幹事長)と衆院再議決による法改正に反対を表明。公明党の協力なしに衆院で3分の2以上の賛成を得ることは不可能で、衆院再議決は事実上封じられてしまった。

 また、公明党は8月下旬に召集予定だった臨時国会の9月下旬への先送りを主張しており、そうなれば審議時間の確保は困難だ。11月の米大統領選を見据え、「米国の今後の安保政策が見えないのに政権を賭して法改正すべきか」(閣僚経験者)との声もある。

 ▼国際世論の批判も

 しかし、インド洋から海自が撤収すれば、輸入原油の9割を中東に依存する日本はシーレーン(海上輸送路)の安全を他国に委ねることになる。

 今年4月には日本郵船のタンカー「高山」が海賊船の発砲で被弾した。これを受け、国連安全保障理事会は6月3日、ソマリア沖、アデン湾での海賊対策を求める決議を全会一致で採択した。日本は決議案の共同提案国に名を連ねており、海自撤収は責任放棄と指摘されかねない。

 しかも海自は昨年11月から約3カ月間活動を中断しており、2度の撤収による国際社会の信頼低下は計り知れない。海自撤収を受け、中露両国が海賊対策を名目にインド洋などへ艦船を派遣し、シーレーン防衛の新たな枠組みが日本抜きで動き出す可能性もある。

 何より小泉純一郎元首相とブッシュ米大統領の「蜜月」で強まった日米同盟がほころぶ危険性がある。北朝鮮のテロ国家指定解除など米朝接近が進む中、海自撤収はこれに歯止めをかける外交ツールを失うことにもなりかねない。

                   ◇

【用語解説】新テロ対策特別措置法

 インド洋で補給活動を実施する海上自衛隊派遣の根拠法。正式名称は「テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法」。昨年11月1日に期限切れとなったテロ対策特措法に代わるもので、テロ特措法にあった捜索救助、被災民救援活動などを外し、自衛隊の活動内容を海上阻止活動に当たる艦船の給油・給水に限定している。今年1月、野党が過半数を占める参院で否決され、憲法59条に基づいて衆院で再議決、成立した。1年間の時限立法で、来年1月15日に期限切れを迎える。
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by deracine69 | 2008-07-30 08:01 | 政治  

解散政局へ与党突入 首相、8月初旬改造へ調整

2008年7月30日2時5分 朝日新聞

f0013182_10105247.jpg 衆院任期満了まで1年余となり、解散政局が本格化してきた。いつ、だれの下で解散・総選挙をするのかをめぐって与党内の亀裂が深まり、内閣改造や臨時国会の日程調整にも影を落としている。早期解散論が急速に広がる中で、福田首相は主導権を取り返すべく8月初旬に内閣改造をする方向で最終調整に入った。

 自民党内で内閣改造を求める声が高まるにつれ、解散・総選挙までの政治シナリオをめぐる議論に飛び火した。

 公明党の有力幹部は29日、「福田首相が自分の手で解散をしたいなら年内だ。もし解散を年明け以降に先送りすれば、次の首相で戦うことになる」と述べ、福田首相に早期解散か、さもなければ退陣を促していく構えを見せた。

 支持率の低迷から脱却するには、小手先の改造よりもむしろ早期解散を迫り、自民党に抜本的な局面打開を求めることが先決だ――。公明党幹部らが「年内にも解散」を主張し始めたのは、福田首相に対する最後通告でもある。

 来年6月末か7月には、支持団体の創価学会が本拠を置く東京都の都議選がある。組織をフル稼働させるため、次の衆院選は「都議選の前後3カ月は避けてほしい」(創価学会幹部)としており、解散が来春以降にずれ込むことを避ける狙いもある。

 自民党の地方組織が崩れ、公明党が抱える組織票の重みが増すだけに、自民党内では同調する声が急速に広がる。党4役の一人は「選挙の顔はギリギリのところで決めればいい。今決める必要はない」と語り、「ポスト福田」も視野に入れ始めたことをにおわせた。

 首相を支える伊吹文明幹事長ら党執行部は、こうした流れを止めようと必死だ。

 慎重な首相は、もともと早期解散に消極的と見られていた。「国民目線」に立ち、地味だが重要な政策を着実に実施し、任期満了までに信を問いたいという発想だ。

 執行部はこうした首相の意向を尊重し、「福田色」を打ち出す09年度予算の来春成立を前提に福田首相による解散を念頭に置いている。自民党幹部は「派手なパフォーマンスはできないが、一歩ずつ実績を積めば、内閣支持率も必ず上向く」と踏んでいる。

 ただ、早期解散論は首相に改造を促す圧力にもなる。待望論に抗して改造を見送れば「決断できない首相」との烙印(らくいん)が押され、求心力がさらに低下する恐れがあるからだ。首相は内閣改造を避けられない状況に追い込まれている。

 そうした中で首相官邸側が29日になって、高村外相と大田経済財政担当相に、それぞれ外遊を見送るよう指示。首相が8月初旬に内閣改造をするという観測が広がった。

 ただ、当の首相は29日夜も「すべて総合的に判断することであって、要するに決まるまでは白紙ということです」と語るだけだった。
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by deracine69 | 2008-07-30 02:05 | 政治  

公明の「福田離れ」で…7月内閣改造を断念

2008年7月28日16時50分 夕刊フジ

 福田康夫首相は28日までに、検討している内閣改造について月内中の実施を断念した。表向き、スイスで開かれているWTO(世界貿易機関)の閣僚会合に出席している若林正俊農水相と甘利明経産相の帰国が31日に遅れる見込みとなったためだが、福田首相がしりごみする理由は別にある。いまや自民党の最大支持団体といわれる公明党が「福田離れ」に舵を切り始めたとの見方があるのだ。

 「WTOの結果は非常に重要だ。その(交渉の)最中に改造の有無の話はできないのではないか。まだ方針が決まっているわけではない」

 自民党の伊吹文明幹事長は28日昼の政府与党連絡会議でこう指摘。そのうえで内閣改造と臨時国会召集について「自民、公明両党首でよく話し合ってもらおう」と述べた。

 内閣改造は当初、先週末に福田首相と公明党の太田昭宏代表との党首会談を行った後、今週初めにも断行される予定だった。ところが、党首会談は結局セットされず、福田首相、太田氏とも「会う予定はなかった」と口をそろえた。

 この背景について、永田町事情通は「官邸サイドが党首会談を打診したが、公明党側が難色を示したようだ」と明かす。

 公明党は、来年夏に予定される東京都議選に全力を傾けている。これは、東京都が支持団体・創価学会のおひざ元であるためで、自民党に対し、次期総選挙は来年1月までに行うよう求めている。

 ただ、支持率上昇が期待できない状況での解散・総選挙は「政権転落」という危険を伴う。ここで注目されるのは、神崎武法前代表が今月2日にブチ上げた、「福田首相の手で衆院解散になるのか、次の首相で解散になるのか分からない」という発言だ。

 前出の永田町事情通は「神崎発言は北海道洞爺湖サミットの直前。公明党としては、内閣支持率へのサミット効果を注視していたが、期待外れに終わった。今回、党首会談に難色を示したのは、来年1月まで半年を切る中、リスクを伴う内閣改造を踏み切ることに不安があるようだ」と語る。

 公明党内からは「(総選挙の後は)ガラガラポンもあるかもしれない」(木庭健太郎参院幹事長)などと、民主党との連携を示唆する発言も聞かれる。

 こうした公明党側の言動に対し、自民党内には「これでは福田首相に『辞めろ』と言っているようなものではないか」(中堅)と反発する声も出ているが、自民党側にはジレンマもある。

 一連の小泉改革によって、かつて自民党選挙を支えた郵便局長会や農業団体、医師会といった支持団体は「自民党離れ」を加速させている。このため、各小選挙区に約2万票を持つという公明党はいまや「自民党の最大支持団体」ともいわれ、その意向を無視できないのだ。

 福田首相の苦悩は続きそうだ。
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by deracine69 | 2008-07-28 16:50 | 政治  

宙に浮く内閣改造…岐路に立つ「自公連立」

7月27日21時44分配信 産経新聞

 福田康夫首相にとって初の内閣改造を目前に控え、まもなく10年目に突入する自民、公明連立政権が突如としてきしみ始めた。公明党は年内解散を念頭に内閣改造に難色を示しており、首相と太田昭宏公明党代表との党首会談も宙に浮いたままだ。このまま内閣改造が先延ばしになれば、自民党内に動揺が広がり、首相の求心力はますます低下するが、今のところ起死回生の秘策は見あたらない。衆参のねじれに翻弄(ほんろう)されてきた福田政権は独自色を出せぬまま、政局の濁流にのみ込まれようとしている。(石橋文登、佐々木美恵)

■動けぬ首相

 26、27の両日、首相は首相公邸から一歩も出なかった。26日午後5時半、山王パークタワーに近い首相官邸裏門から黒塗りのクラウンが猛スピードで乗り入れ、2時間20分後、別の通用門から闇に消えた。乗っていたのは首相の後見人である森喜朗元首相だとの見方がもっぱら。森氏はかねてから内閣改造を勧めており、その人選や政局見通しについて助言したとみられている。

 一方、太田氏は週末を地元・東京12区(東京都北区など)で開かれた盆踊り大会に顔を出すなど「あいさつ回り」に費やした。

 首相、太田氏とも「週末は会う予定はなかった」と言っているが、関係筋によると首相サイドは週末の党首会談を打診したが、公明党側が難色を示し、実現しなかったという。

 太田氏は周囲に「いま首相と会うと目立つだろ。おれは首相と仲がいいから、いつも電話でやり取りしてるんだ」と釈明するが、あえて断ったのは相応の事情があったからだ。

 実は、公明党の支持母体である創価学会は9日まで開かれた北海道洞爺湖サミットを注視していた。サミット効果で内閣支持率が6ポイント以上上がれば、政権は回復基調に乗るが、上がらなければ「政局の始まりだ」(学会関係者)と踏んだのだ。

■年内解散念頭

 各種世論調査の結果はほぼ横ばい。創価学会はここで来春以降に衆院選が実施されるシミュレーションを捨て、年内解散に向け大きくかじを切った。来年7月に創価学会の本拠地・東京で都議選が予定され、衆院選と重なれば「共倒れ」の危険が増すからだった。

 これを受けて公明党幹部は次期臨時国会召集を予定より1カ月先送りする「9月下旬召集説」を唱えだした。海上自衛隊の補給活動を継続する新テロ対策特措法延長に慎重な姿勢へ転じたのも「衆院で再議決し、問責決議を可決されれば解散がすぐにはできなくなる」と判断したためだ。

 公明党は内閣改造についても「改造したからといって支持率が高くなる保証はない」(北側一雄幹事長)と難色を示し始めた。首相が内閣改造に踏み切れば、その布陣で解散が行われる可能性が大きくなるか、年内解散の好機を逃し、来年の通常国会に突入する「危険性」が高まるからだ。

 ここに太田氏が首相との会談を避ける理由がある。ある創価学会幹部はこう打ち明ける。

 「会えば首相のペースに引きずり込まれかねない。党首会談が行われるのは『すべての流れ』が決まった後だ」

 創価学会は7月末から1週間ほど長野・軽井沢で恒例の研修会を開く。この期間中に公明党が福田政権とどう向き合うのか最終調整するとみられ、「すべての流れ」が決まるのは8月初旬となりそうだ。

 だが、内閣改造がジリジリと先送りされれば、自民党内の不満は鬱積(うっせき)する。自民党議員が年内解散を前提に動き出せば「福田降ろし」が加速しかねない。

 かといって見切り発車で、内閣改造を断行すれば、自公の溝はますます広がる。年金問題や原油高対策などで後手に回る政府・自民党に「危機感が足りない」(幹部)と不満を募らせている公明党が閣外協力に転じる可能性さえある。

 6日間の夏休みで英気を養い、公務に復帰した首相を待っていたのは、信頼していた友党の心変わりだった。首相は、予想を超えた厳しい状況を知り、周囲にこう漏らしたという。

 「果たして私が解散してよいものなのか…」
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by deracine69 | 2008-07-27 21:44 | 政治  

福田首相、森氏と密談か=改造めぐり憶測広がる

7月27日0時44分配信 時事通信

 福田康夫首相が内閣改造に踏み切るかどうかが政局の焦点となる中で、26日夕、黒塗りの乗用車が首相公邸に滑り込んだ。車に乗っていた人物は確認できなかったが、森喜朗元首相が福田首相と会い、改造や臨時国会の召集時期をめぐって意見交換したのではないかとの憶測が広がった。

 乗用車は午後5時半ごろ、首相が休日を過ごす公邸に入り、約2時間半後、別の出入り口から出て行った。その際、森氏と風貌(ふうぼう)が似た人物が車に乗り込むのが関係者に目撃されている。

 首相サイドは「(来客は)何も把握していない」(秘書官)としているが、森氏は週末になったら公邸で首相と会いたいとの意向を自民党幹部に漏らしていた。

 当の森氏は車が出てから約1時間後、家族と一緒に都内の宿舎に帰宅。孫娘に顔を向けて「官邸の食事はおいしかったと言ってやりなさい」と軽口を飛ばし、記者団をけむに巻いていた。
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by deracine69 | 2008-07-27 00:44 | 政治  

「森詣で」自民幹部ら続々

7月26日8時1分配信 産経新聞

 内閣改造をめぐり与党内の綱引きが活発化する中、政府・自民党幹部がスペイン出張から帰国した森喜朗元首相のもとを訪問する“森詣で”が続いている。福田康夫首相の指南役とされる森氏から改造の感触を引き出すのが狙いとみられるが、森氏は改造の時期や規模について言質を与えなかった。自民党の伊吹文明幹事長が24日、町村信孝官房長官、伊吹派事務総長の河村建夫元文部科学相が25日に個別に面会。森氏は首相に内閣改造を促しており、河村氏との会談では「伊吹派の入閣待機組は誰か」と質問し、改造の可能性を示唆したという。
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by deracine69 | 2008-07-26 08:01 | 政治