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たばこ「味の秘密」公開 JT、添加物350種類を開示

2009年1月2日1時2分 朝日新聞

 日本たばこ産業(JT)とフィリップモリスが、日本国内で販売しているたばこの材料・添加物リストを公開した。欧州販売分は以前から公表されていたが、国内販売分は「味作りの重要なノウハウだ」として従来は企業秘密になっていた。食などの分野で原料の由来への関心が急激に高まっており、たばこも、そうした社会の流れに沿った格好だ。

 JTによると、ホームページに「添加物情報」のコーナー(http://www.jti.co.jp/JTI/ingredient/index.html)を新設し、延べ350種類の物質のリストを開示した。「お客様のニーズがあるものと考え、準備を進めていた」という。

 リストによれば、葉タバコに添加されている物質は全部で217種類。香料(フレーバー)としてカラメル、ゼラニウム油、ハチミツなど。保湿剤、香料として果糖、ショ糖、コーンシロップなど。フィルター、巻紙などの材料品に使用されている物質はセルロースなど延べ133種類。

 国内2位のフィリップモリスは、海外販売分の添加物リストに追加する形で、日本販売分のリストを公表。

 国内3位のブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは現時点では公表していない。「その国ごとに規制が異なり、日本国内ではそこまでは求められていない」としている。

 食の世界では近年、原材料、原産地、それらの表示への消費者の関心が高まっている。

by deracine69 | 2009-01-02 01:02 | 経済・企業  

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