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「法令違反破綻」が急増 横領・談合・粉飾・偽装… 3年で163件

 「法令違反型」の企業破綻(はたん)が急増していることが民間調査機関の帝国データバンクが十七日発表した倒産動向調査で分かった。コンプライアンス(法令順守)が企業の社会的使命と認識される一方、「“稼ぐが勝ち”的経営者も増え、規範軽視の風潮が広がっている」と同社はみている。



 同社によると、平成十五年四月から十八年三月末までの三年間に粉飾や横領などコンプライアンス違反を理由のひとつとして負債額一億円以上の法的整理にいたった企業は百六十三社、負債額合計は一兆七百六十二億円だった。十五年度四十三件、十六年度四十六件に対し、昨年度は七十四件に達した。コンプライアンス違反に対し、金融機関などのみる目が厳しくなっているという。

 負債額トップは過剰債務に粉飾決算が追い打ちをかける形となった大証一部上場の中堅ゼネコンの森本組(二千百五十三億円)で、業種別でも建設業が五十四社と三分の一に達した。違反別では横領が四十一件、談合と粉飾が各二十四件。偽装も十九件にのぼり、耐震偽装事件で破産したマンション開発のヒューザーなどが含まれた。

(産経新聞) - 5月18日3時42分更新

by deracine69 | 2006-05-18 03:42  

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