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すかいらーく 米国産牛肉を来年以降使用

 すかいらーくの横川竟(きわむ)会長は18日、輸入解禁となった米国産牛肉について「最終的にはすべての外食産業が使用すると思う。当社も今年中は使用しないが、来年以降は使用するだろう。使用するときはメニューにきちんと明示することが大切だ」との見解を示した。

 横川会長は、BSE(牛海綿状脳症)問題が騒ぎになったのは情報が正しく伝わらなかったためで、科学的な議論が不足していたと分析。その上で、「100%安全なものは世の中にない。米国産牛肉は99・4%は安全だ。安全なので当社も使用する」と話した。

 同社は米国産牛肉をステーキ用にだけ使う予定で、購入量は大きくない。このため、現在の数量不足の状態で買うと価格が上昇してしまうことから、「すぐには使わない」としている。また、「消費者もステーキで提供すると米国産でも食べるという人が多いが、米国産牛肉を購入しますかと聞くと、購入しないと答える人が多い」と語り、消費者意識の見極めに悩んでいる様子だった。

 外食大手では、牛丼最大手の吉野家ディ・ーアンド・シーが9月下旬からの「ヨシギュー」販売再開に向けて準備に入っている。

 しかし、他の牛丼チェーンなどは、米国産牛肉を使用しない方針を示してきた。

 ファミリーレストラン最大手のすかいらーくが、来年からとはいえ、米国産牛肉の使用に踏み切ることで、他の外食大手が“使用再開”に動く可能性が出てきた。

(フジサンケイ ビジネスアイ) - 8月19日8時33分更新

by deracine69 | 2006-08-19 08:33 | 社会  

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