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県内企業など無事確認に安堵 タイのクーデター

 タイでのクーデター発生を受け、兵庫県教委などは二十日朝、派遣している教員の安否確認に追われた。

 県内からバンコク日本人学校に派遣されているのは、香美町出身の伊井直明・同校教頭をはじめ、神戸、加古川、明石各市から計六人。県教委は、文部科学省を通じて「職員と生徒は全員無事」と確認。担当者から安(あん)堵(ど)の声が漏れた。学校は臨時休校となり、生徒は自宅待機中という。

 同校への派遣経験がある県教委の田辺了一指導主事(48)は「日本人学校は、クーデターが起きた官庁街から車で約三十分で距離がある」と話す。

 一方、バンコクから約二百二十キロ離れたラヨーン県にオートバイの生産拠点を持つ川崎重工業(神戸市)も、日本人従業員十三人の無事を確認した。日本からタイに出張中の社員らにもホテル待機を命じ、同社は「よほど急ぎでない限り、タイへの出張は見合わせたい」としている。

 港湾運送大手の上組(同市)は、バンコクの東南約百三十キロのレムチャバン港にある合弁会社に社員数人が出向しているが、全員の無事を確認した。業務も普段通り。

 タイへのツアーを実施している旅行会社は続行、中止で対応が割れた。

 阪急交通社(大阪)は同日午前に成田、中部、関西の各空港から出発するツアーの中止を決定。

 一方、近畿日本ツーリスト(東京)、JTB西日本(大阪)などは、この日午前に出発するツアーを予定通り実施。しかし、外務省が正午前、渡航の自粛を呼び掛ける「危険情報」を出したため、JTB西日本は午後のツアーを中止した。

神戸新聞

by deracine69 | 2006-09-20 18:09  

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