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NTT:料金値下げ 固定電話から携帯電話への通話

 NTT東日本と西日本は、固定電話から携帯電話への通話料金を値下げする方針を固めた。来年1月から1割程度値下げする方向で、3分当たりの下げ幅はNTT東で最大10円程度、NTT西は一律3円程度になる見通し。両社は今回の値下げで、携帯電話の普及による通話料収入の減少とKDDIなど他事業者との競争による固定電話の契約者減に歯止めをかけたい考えだ。

 NTT東西の通話料値下げは05年1月以来2年ぶり。固定電話から携帯電話にかける際、NTT東は「0036」、NTT西は「0039」を電話番号の前につけると割安になるが、値下げはこのサービスで実施する。

 NTT東は現在3分当たり52.5円、57円のNTTドコモ、KDDI(au)あての通話料をそれぞれ4.5円引き下げ、現在63円のソフトバンクあては10.5円下げる。NTT西は3分当たり54円、57円、63円のNTTドコモ、au、ソフトバンクあての通話料をそれぞれ3円値下げする。

 NTT東西の固定電話から携帯電話への通話料はKDDIなど他事業者より割高だったが、今回の値下げで業界最低水準となる。ただ他事業者が対抗値下げすることも予想され、値下げ競争になる可能性もある。

 NTT東西は1日、不採算地域の固定電話サービスを維持するため通信業界で拠出する「ユニバーサル(全国一律)サービス基金」の負担分として、来年2月から月額7円(税抜き)を利用者に転嫁すると発表。今回の値下げは負担増に対する利用者からの批判をかわす狙いもあるとみられる。【工藤昭久】

毎日新聞 2006年12月2日 11時22分

by deracine69 | 2006-12-02 11:22 | 経済・企業  

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