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ボルトン国連大使辞任へ

 【ワシントン=有元隆志】米ホワイトハウスは4日、ブッシュ大統領が近く任期の切れるボルトン米国連大使の辞任を受け入れたことを明らかにした。AP通信などが伝えたもので、11月の中間選挙で民主党が過半数を獲得したことを受け、上院で承認されないことが確定したため。ブッシュ政権は共和党が多数を占めている年内に同氏の承認を終えたい考えだったが、上院外交委員会所属で共和党のチェイヒー議員が承認反対の考えを示したため、承認が困難となった。

 現在、同委は共和10、民主8の構成で、共和党議員が1人反対すると同数になり、可決されなくなる。来年以降は民主党が多数となり、同委の委員長に就任するバイデン議員(民主)も、ボルトン氏は承認されないとの見通しを示していた。

 大統領は昨年3月にボルトン氏を国連大使に指名したが、民主党は同氏が国連批判を繰り返してきたことや国務次官時代に人事権を乱用したとして、承認に反対。ブッシュ大統領は昨年8月、大統領権限を行使して議会休会中にボルトン大使を任命した。しかし、同大使の任期は今議会が会期切れとなる年末までで、続投するためには、上院の承認が必要だった。
(産経新聞) - 12月5日8時0分更新

by deracine69 | 2006-12-05 08:00  

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