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海外の日本食レストラン陳腐メニュー

「UTAMARO」なんていう店で、ナゾの和食を食べさせられた旅行客も多いんじゃないか。日本の農水省は来年度から、海外で2万店を超える日本食レストランの認証制度を導入する。欧米を中心に、和食とはかけ離れたメニューを出す店が急増しているからで、「正しい日本食」の基準など、具体案は来年2月にまとめるという。

 たとえば、時事通信によると、米カリフォルニア州には3000店に上る日本食レストランがあるが、日本人、日系人による経営はほんの1割程度で、大半が韓国系や中国系なんだとか。

「みそをお湯で割っただけの『みそスープ』、うどんにギョーザとか、日中韓のメニューが交ざっていたり、何を食べても味付けが中華風、韓国風なんてのは、よくある話。インスタントラーメンにとんかつをのせたり、『きつねラーメン』なんてメニューも見たことがあります。それでいてバカ高いから、腹が立つ」(商社・36歳)

「しゃぶしゃぶを『シャプシャプ』と間違えるのはご愛嬌でしょうが、肉がステーキみたいに厚切りなのには参った」(家電・42歳)

「エビフライとしか思えない『てんぷら』に、バナナのフリッターも付いてきた。これを日本食と誤解されたら困る」(IT・45歳)

 米国に限らず、欧州やアジアでも「ロンドンで食べた『湯豆腐』は、なぜかカレー風味」(公務員・29歳)「みたらし団子みたいに甘かったパリの『照り焼き』」(自動車・33歳)「白身魚のぶつ切りの上にパクチーがてんこ盛り。それを『刺し盛り』って出されてもねえ」(建設・41歳)と、悪評しきりなのだ。

 米国のメディアは「論争の火種になる恐れがある」(ロサンゼルス・タイムズ紙)とか「日本の国粋主義の表れ」(ワシントン・ポスト紙)などと、今回の認証制度を批判しているという。もちろん、まともな日本食レストランもあるし、日本国内にも“偽”のフレンチやイタリアンを出す店はあるが、それ以前の問題のような気も……。

2006年12月07日10時00分 ゲンダイネット

by deracine69 | 2006-12-07 10:00  

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