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韓国メディア「外交的非礼」 盧大統領の歴史談義

12月12日8時0分配信 産経新聞

 【ソウル=黒田勝弘】盧武鉉大統領の外遊先での“歴史談義”がまた話題になっている。盧大統領は10日、東南アジア・大洋州歴訪から帰国したが、韓国各紙によるとニュージーランドでの居留民懇談会の際、朝鮮半島をめぐる歴史に触れて「日本は国家統一すると(いつも)韓国にきて踏み荒らすなど、(周辺に)力の強い国が登場すると必ず韓国にやってきては食い荒らした。中国も新しい王朝ができると決まって韓国を食い荒らしてきた」などと、朝鮮半島に対する日本と中国の“侵略史”を強調したという。

 大統領発言はさらに「しかし今やわが国は昔と違ってそうならないだけの国力を持っている」と述べ、韓国の発展を誇示したものだったが、韓国マスコミからは「外交的に不適切な発言」(東亜日報)などと批判されている。

 盧大統領の外国要人を前にした日本非難は有名だが、韓国紙は今回、5月にアラブ首長国連邦訪問の際、やはり居留民相手に「中国の万里の長城やエジプトのピラミッドは戦争を通じた抑圧と搾取の産物であり、他人の苦痛で得られた不道徳な遺跡だ」と語った発言も挙げており、外国の歴史に対する過度の批判は“外交的非礼”ではないかというわけだ。

 また盧大統領は北朝鮮問題についても「われわれは北朝鮮の崩壊のようなことが起こらないよう努力したい。袋小路に入り込んだ人びとの極端な選択を防ぐためには、北は一息つけるよう、飢え死にしないようにすることがいいのではないかというのが韓国政府の戦略だ」と語ったという。

 北朝鮮の核保有問題では「北が核実験を1回やったからといって韓国より軍事的に優勢になることはない。核兵器を持っているとしても北は戦争では絶対勝てない。韓国は戦争に負けることはないし、まして北に占領されることなどない。勝てもしないし占領、支配もできない戦争を北がどうして起こすだろうか」と相変わらず楽観論を展開したという。

by deracine69 | 2006-12-12 08:00 | アジア・大洋州  

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