人気ブログランキング | 話題のタグを見る

<サソリ>衣料品店のジーンズに混入 女性刺され入院 沖縄

12月19日12時46分配信 毎日新聞

 沖縄県名護市の衣料品店「ファッションセンターしまむら名護店」で10月、ジーンズを試着しようとした女性(45)が、中にいたサソリに手足を刺されていたことが19日分かった。女性は痛みなどで5日間入院した。通報を受けた県北部福祉保健所はこのサソリを捕獲、中国原産の「チャイニーズ・バーク・スコーピオン」とみている。ジーンズは中国からの輸入品で、混入した経緯を調べている。

 店や保健所によると、10月26日、女性が試着したところ右ひざに針で刺されたような痛みを感じ、右手を差し入れたところ人差し指も刺された。激しい痛みのため従業員を呼び、中を調べたところ、全長約5センチのサソリが出てきた。店が救急車を呼び、女性は市内の病院に5日間入院した。

 県衛生環境研究所によると、チャイニーズ・バーク・スコーピオンは小型で、尾の先の針に強い毒があるが、致死性はないという。

 店によると、ジーンズは中国で製造。東京経由で10月24日に納品され、検品後の26日朝に店頭に並べた。製造過程では塩素系薬剤を使った乾燥やプレスなどをするため、生物の混入は考えにくいという。店は「再発防止のため混入した経路を調べ、商品管理を徹底したい」としている。

 国内では、沖縄県の八重山、宮古諸島と東京都の小笠原諸島に2種類のサソリが生息しているが、本土や沖縄本島にはいない。【三森輝久】

 ▽国立科学博物館の小野展嗣・昆虫第2研究室長の話 一般に「キョクトウサソリ」と呼ばれる種と考えられ、中国全土に分布し、食用に街中でも売られている。倉庫や船内で混入した可能性が高いだろう。

by deracine69 | 2006-12-19 12:46 | 社会  

<< 都:注目集める新会計、「隠れ借... <サンタを解雇>英高級百貨店、... >>