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政府与党 大臣のクビが飛びそうなのに緊張感ゼロ

2007年02月06日10時00分 ゲンダイネット

 天下分け目の参院選をにらみ「政治とカネ」「格差問題」でガチンコ対決が期待された通常国会。柳沢厚労相の暴言もあり、政府与党はピリピリしているのかと思ったが、どうも違う。民主党の小沢代表が「生きるか死ぬかの戦いを仕掛ける」と意気込んでいるというのに、政府与党は緊張感ゼロなのだ。

 06年度の補正予算案が衆院で可決された2日、本会議の前に開かれた予算委員会で、とんでもないことをやっていた議員がいた。

 予算委員長の金子一義氏(64)が、なんと、審議そっちのけで同僚議員の似顔絵描きに熱中していたのだ。

「野党の出席を待っていた午前の委員会室で、委員長席に座っていた金子氏が、手元の紙に筆ペンで何かを描き始めたのです。記者連中も最初はハテ? という感じでしたが、よく見ると似顔絵。目の前で居眠りしていた臼井日出男議員の顔を手慣れた様子でスラスラと描いていたのです。これには報道陣からも『おいおい、何やってんだ』という声が上がりました」(国会関係者)

 センセイの筆は、与党議員が質問を始めた午後になっても止まらなかった。日銀の福井総裁や尾身財務相が答弁している横で、園田博之議員、森英介議員と対象を変えながら描き続けたから呆れてしまう。前代未聞の愚行じゃないか。

 安倍首相は「私は見たわけではないので何とも答えようがありません」とコメントを避けたが、首相を支える面々のユルフンぶりは尋常じゃないレベルに達している。

「なにしろ今国会はスタートからズッコケましたからね。25日の召集日は席替えをして10分で散会、安倍首相の施政方針演説は翌日に持ち越されました。理由は、天皇陛下を迎えて行う開会式ができなかったから。官邸サイドが陛下のスケジュール確認を怠ったらしく、召集日と検査入院の日がバッティングしてしまったのです」(永田町事情通)

 衆議院では「召集日と開会式がずれることは珍しくありません。最近では、94年1月31日に召集された第129通常国会の開会式は2月8日でした」(広報課)と弁明するが、異例なのは間違いない。

 クビにしなければならないのは、暴言大臣ひとりではないようだ。

by deracine69 | 2007-02-06 10:00 | 政治  

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