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土建国家の成れの果て──渡り鳥飛来、20年で半減 埋め立てで干潟破壊

2月10日15時54分配信 産経新聞

 日本各地の干潟に飛来するシギやチドリ類の数が、過去20年ほどの間に、4~5割も減ったとの分析結果を、世界自然保護基金(WWF)ジャパンの天野一葉さんがまとめた。埋め立てなどによる干潟の破壊で、日本を中継地として利用する渡り鳥の数が減ったことが原因らしい。

 1973~85年の間に日本野鳥の会などが全国で行ったシギ・チドリ類の飛来数調査と、環境省が中心になって進めている99~2003年までの調査結果を比較。85年までの調査では春に平均約9万6000羽、秋に同5万1000羽のシギ・チドリ類が確認されたのに比べ、03年までの調査では春は少なくとも42%、秋は51%減っていることを突き止めた。

 日本のシギ・チドリ類の中で最も数が多いハマシギも36%減っていたが、コチドリやオグロシギなど淡水の湿地を利用する鳥の減少が目立ち、数が90%以上減った種も少なくなかった。

 天野さんは「水鳥の数は、人間にとって快適な自然環境が保たれているかどうかの指標でもある」と指摘。「失われた湿地の再生などが急務だ」と話している。

by deracine69 | 2007-02-10 15:54 | 社会  

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