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山梨日日新聞 盗用新たに15本 社長、引責辞任へ

2月21日8時0分配信 産経新聞

 山梨県の地元紙「山梨日日新聞」(甲府市)の小林広前論説委員長(56)=6日付で解職=による社説盗用問題で、同社は20日、小林前論説委員長による盗用が新たに15件見つかり、野口英一社長(44)が近く引責辞任すると発表した。

 同社は同日付で小林前論説委員長を懲戒解雇するとともに、役員3人を降格や減俸処分にした。21日付からは当面、社説を休載する。

 同社は、小林前論説委員長が就任した平成15年6月以降の全社説1146本を調査。15本で朝日、読売、毎日、日本経済、信濃毎日(長野県)の各新聞社の社説や解説記事などと似た表現があった。盗用は論説専従担当者が3人から2人に減った18年7月以降に急増していた。

 小林前論説委員長は調査に対し「自分の言葉がうまくつながらず、説得力ある言い回しがあれば読者によく伝わると思い、引き写した」と釈明したという。

 野口社長は「新聞報道の倫理に背く重大な事態。読者や多くの報道機関に迷惑をおかけしました」と陳謝した。

by deracine69 | 2007-02-21 08:00 | ジャーナリズム  

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