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<吉田首相暗殺>旧日本軍の再軍備派が計画 CIA文書

2月27日11時13分配信 毎日新聞

 【ワシントン及川正也】旧日本軍参謀本部内の一部の日本再軍備派が1952年7月、再軍備に否定的な吉田茂首相(当時)の暗殺を計画していたことが26日までに秘密指定を解除された米中央情報局(CIA)の内部文書(52年10月31日付)などから明らかになった。

 暗殺計画を立てたのは旧軍の作戦課長だった服部卓四郎氏ら6人。服部氏とともにマレー上陸作戦などを指揮した元陸軍参謀の辻政信氏が日本の急速な再軍備には米国の協力が不可欠と主張し、服部氏は支持した。背景には日本の再軍備路線を否定し、米軍の保護に依存する吉田首相の政策に対する不満があった。

 服部氏らは吉田首相を暗殺し、代わりに鳩山一郎元自由党総裁を首相に就任させるクーデター計画を立案した。しかし、辻氏は保守政党の自由党が政権にあるうちはクーデター計画を断念するよう説得した。服部氏らは吉田首相の暗殺は断念したが、吉田政権に打撃を与えるため他の政府高官を暗殺することも一時検討したという。

by deracine69 | 2007-02-27 11:13  

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