与党困惑「いいかげんにして」=官邸チェックに批判も
7月7日21時1分配信 時事通信赤城徳彦農水相の政治団体が実家を事務所の所在地として届け出て、多額の経常経費を計上していた問題をめぐり、与党では「またか」と困惑の声が広がった。久間章生前防衛相が問題発言で引責辞任したばかりで、参院選を目前に控え、安倍政権は野党に新たな追及材料を与えた形だ。
「松岡利勝前農水相の後任に『政治とカネ』で問題が出たなんて冗談が過ぎる。久間氏の辞任からも、まだ時間がたっていない」。自民党の舛添要一参院政審会長は7日、取材に対し、こう吐き捨てるように言った。公明党の高木陽介選対委員長も民放番組で「もういいかげんにしてもらいたい」と不快感を隠さなかった。
赤城氏は自殺した松岡氏の後任で、その松岡氏も不透明な事務所費問題を野党から追及されていた経緯がある。それだけに舛添氏は「赤城氏はクリーンなイメージがあった。任命権者の責任が問われるかもしれない」と、安倍晋三首相の任命責任にも言及。自民党国対幹部は「官邸も甘い。チェックをちゃんとしないまま起用したのではないか」とあきれ気味だ。
by deracine69 | 2007-07-07 21:01 | 政治