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デヴィ夫人がフジモリ氏代理宣言

2007年07月13日 日刊スポーツ

 デヴィ夫人(67)が第21回参院選が公示された12日、フジモリ元ペルー大統領(68)の強力な「援軍」として緊急参戦した。フジモリ氏は国民新党から比例代表候補として出馬したが、チリの自宅軟禁中で日本に入国できない状態。夫人はこの日、国民新党の街頭演説にサプライズ登場し「フジモリ氏は英雄」と演説し、支持を訴えた。今後も日本で選挙活動ができそうにない同氏の“代役”的立場として、支援を訴えていく意向を示した。29日の投開票日に向け、立候補者377人が選挙戦をスタートさせた。

 デヴィ夫人はこの日午前、東京・有楽町で行われた国民新党の公示日初の街頭演説に急きょ参加した。夫人は冒頭で「私は、個人でフジモリ元大統領を応援に来たのであり、国民新党とは残念ながら関係ございません」と話し、傍らにいた同党綿貫民輔代表(80)亀井静香代表代行(70)ら党員を苦笑させる一幕もあった。

 ただ夫人は、選挙カーの上に立ちマイクを持つと約6分間、フジモリ氏への支持を真剣に訴えた。「フジモリ氏は日本の誇り、英雄です。頭脳明晰(めいせき)で勇気があり、誇りある日本人の血を持ち、日本の諸問題を熟知している」と絶賛。「フジモリ氏をぜひ選んでください。片仮名で『フジモリ』と書いてください」と呼び掛けた。

 夫人によると、フジモリ氏とは7~8年の家族ぐるみの付き合い。日刊スポーツの取材に対し、夫人は同氏が隣国エクアドルとの国境紛争を解決したり、破たんした経済を再建するなどした実績を高く評価。「これ以上の人はいない。時間がある限り、支援する運動を続けたい。北から南まで、支援を呼び掛けていきたい」と述べ、期間中フジモリ氏の「代役」的立場として、街頭演説を含めた応援をする意向を示した。

 フジモリ氏は、大統領在任中の複数の容疑でペルー政府から訴追され、現在チリで自宅軟禁下にある。11日、チリ最高裁のアルバレス判事がペルー政府の身柄引き渡し請求を却下して追い風が吹いたが、来月以降にも出るとみられる最終的な確定判決までは現在の状態が続くとみられ、選挙期間中の日本入国は事実上困難な見通しだ。

 この日の街頭演説会場には、昨年フジモリ氏と結婚したホテル経営者の妻片岡都美さんも来場。演説はしなかったが、涙ながらに「(フジモリ氏は)『日本のみなさまの応援には心から感謝している』と話していた。私も(日本で)できることはやる。頭を下げ、フジモリのやってきたことを伝えていきたい」と話した。「本人なき選挙戦」はデヴィ夫人と妻が支えていくことになりそうだ。

by deracine69 | 2007-07-13 00:05 | 政治  

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