環境にやさしくないエコバック狂騒
7月20日10時0分配信 日刊ゲンダイたかがブランド、されどブランド――。高級ブランド店が立ち並ぶ銀座で14日、象徴する出来事が起きた。
女性に人気の英ブランド「アニヤ・ハンドマーチ」が、「I’m not a plastic bag(私は使い捨てのレジ袋じゃない!)」と書かれた綿製のエコバッグ(2100円)を、東京・銀座店ほか都内3店舗で先行販売。国内での販売数は限定とあって、銀座店では開店前から4000~5000人の購入希望者が殺到し、警官が出動する騒ぎにまでなった。
このエコバッグは繰り返し使える買い物袋で、人気モデルのケイト・モスやマドンナが愛用していたことで話題沸騰。すでにロンドンやニューヨーク、台湾でも限定販売され、ケガ人が出る大騒動になっている。ネットオークションで店頭価格の10倍以上の値が付いたことでも話題だ。
転売は日本でも例外でなく、すでにヤフーオークションで6000~2万円で出品されている(16日現在)。
このエコバッグ、多くの販売店で1人2個まで購入可能というシステムを取っている。
1個は自分用、1個は転売も可能というわけ。
異様な熱気と転売商売、なんだか環境にやさしいエコに反する動きだ。
by deracine69 | 2007-07-20 10:00 | 社会