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<安倍人事>「お友達重用」続けるか、改めるかが焦点

7月30日22時36分配信 毎日新聞

 自民党は30日の役員会で安倍晋三首相(総裁)の続投を了承し、9月に予定する内閣改造や党役員人事に焦点が移った。首相は「人心一新、適材適所」を掲げるが、塩崎恭久官房長官は同日午後の記者会見で、首相に近い議員を登用してきた人事手法を「基本的には変える必要はない」と明言。党内には失言の相次いだ閣僚人事だけでなく、「お友だち人事」「仲良し偏重」への批判も強く、首相補佐官体制の見直しも含めて安倍人事のあり方が問われる。

 参院選は、自民党が惨敗した中で「安倍側近」と言われた候補たちが軒並み当選した。6勝23敗と惨敗した1人区のうち、和歌山の世耕弘成首相補佐官(広報担当)、群馬の山本一太、山口の林芳正両氏らが典型的だ。東京選挙区で当選した丸川珠代氏も、安倍首相が人選した候補。逆に同選挙区では、3選が有力視された伊吹派の保坂三蔵氏が落選した。

 比例代表でも、やはり首相補佐官(拉致問題担当)の中山恭子氏、教育再生会議の担当室長に抜てきされた義家弘介氏などが、公示直前の出馬にもかかわらず当選した。

 一方、青木幹雄参院議員会長をトップに長らく参院自民党の中枢を占め、首相と距離を置いてきた参院津島派は、1人区に出馬した前職9人が全敗し、逆風をまともに受けた。こうした戦績も「安倍路線は否定されていない。基本的な政策は理解をいただいた」という首相の強気の根拠になっているとみられる。

 党内は、内閣改造に向けて安倍人事がどう変わるのかに関心が集まっているが、「側近重用」の手法が変わらなければ、不満が噴出するのは必至だ。【竹島一登】

by deracine69 | 2007-07-30 22:36 | 政治  

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