小池防衛相は党役職狙いか
2007年8月26日8時6分 日刊スポーツ訪問先のインドで、27日の内閣改造で続投しない意向を表明した小池百合子防衛相(55)が25日、帰国した。成田空港で記者団に「自民党の一兵卒として安倍総理を支える立場で働きたい。国会の審議がよりスムーズに進むためにも、新しい布陣でやっていただく方が良いのでは」と述べ、安倍晋三首相(52)にも考えを伝えたことを明らかにした。
小池氏は、続投しない理由を、守屋武昌防衛事務次官(62)の後任をめぐる人事バトルではないと強調。防衛省が海上自衛隊のイージス艦中枢情報漏えい事件の責任を明確にしてこなかった点で、「毅然(きぜん)とした態度を示すためにもけじめをつけたい」と述べた。漏えい事件は久間章生前防衛相(66)の任期中のことで、小池氏が責任を取ってもつじつまが合わないと指摘されると、「奇異に感じられるかしれないが、情報保全は国防に一番重要だ」とかわした。党内には“更迭”されるより自ら身を引く道を選んだとの憶測も流れる。「留任の可能性がない感触があったのでは」と突っ込まれると、「え?」と反応するにとどめた。
小池氏は、安倍首相に続投や、別の閣僚への横滑りを打診された場合について、「打診されてみないと分からない」と残留に含みを残したが、関係者によると、党の役職に就きたい意向とされる。
by deracine69 | 2007-08-26 08:06 | 政治