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高速増殖原型炉「もんじゅ」、プラント確認試験を始める

2007年08月31日11時58分

 95年のナトリウム漏れ事故後、運転を停止したままの高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、日本原子力研究開発機構は31日、原子炉など施設全体の安全性を最終確認する「プラント確認試験」を始めた。試験で問題がなく、地元の県と敦賀市の同意が得られれば、同機構は来年10月に運転を再開する方針。

 試験では、通常運転に近い状態で原子炉や配管、機器の性能について異常の有無を調べたり、高温のナトリウムを循環させたりする。08年8月まで続ける予定。

 プラント確認試験は当初、計90項目の計画だったが、経済産業省原子力安全・保安院は、長期間停止している機器を慎重に調べるよう指示し計140項目に増えた。このため原子力機構は今月24日、08年5月としていた運転再開の目標時期を5カ月延期することを明らかにした。

by deracine69 | 2007-08-31 11:58 | 社会  

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