妊婦救急受け入れ、大阪の19病院が「満床」理由に拒否
9月7日14時38分配信 読売新聞大阪市で昨年7月、市消防局に救急搬送を依頼した30代の妊婦が「満床」などを理由に19病院で受け入れを断られ、病院が見つからないまま自宅で出産していたことがわかった。
市消防局によると、昨年7月24日午後8時ごろ、臨月を迎えた大阪市内の女性が腹痛を訴え、自宅から119番通報。救急車は自宅近くで女性を収容したが、かかりつけの産科医がいなかったため、救急隊員が大阪府救急医療情報システムのパソコン端末で病院を探すなどして、車内から電話で病院に受け入れを要請した。
しかし、各病院から「ベッドの空きがない」などの理由で断られ続けた。その間、救急車は自宅近くに止まったままで、女性はいったん戻った自宅で陣痛が激しくなり、出産した。救急隊員が介助したという。その後、20番目の病院が受け入れることになり、救急要請から約2時間15分後、搬送された。母子ともに健康に問題はなかったという。
by deracine69 | 2007-09-07 14:38 | 社会