<郵政民営化>「期待せず」4割 帝国データバンク調査
9月7日22時16分配信 毎日新聞10月1日からの郵政民営化に対し、サービス低下や民業圧迫への不安が企業の間で根強いことが、民間信用調査機関の帝国データバンクのアンケート調査で分かった。民営化が地域活性化にプラスになるかどうかについては「期待しない」との回答が39.7%に上り、期待を寄せた企業の22.0%を大きく上回った。
調査は今年8月23~31日、大企業から中小企業まで全国2万539社を対象に実施、回収率は49.3%だった。
郵政民営化の影響について、回答企業からは「民業圧迫を懸念」(宮城県、ソフト開発)や「過疎地でのサービス低下の弊害が予想される」(北海道、機械器具販売)と否定的な声が多く、民営化のメリットより郵便局の統廃合などによるサービス低下への不安が根強いことが浮き彫りになった。更に、企業からは「(郵政職員の)公務員体質がそのまま通用するとは思えない」(山口県、水産品製造)と、民営化後の経営を危ぶむ厳しい意見もあった。【坂本昌信】
by deracine69 | 2007-09-07 22:16 | 行政・公務員