タイ陸軍司令官にアヌポン氏、政情安定化へ新たな一歩
9月12日20時48分配信 読売新聞【バンコク=田原徳容】タイの軍部主導暫定体制の中枢を担ってきたソンティ陸軍司令官(60)(9月末で退役)の後任に、アヌポン・パオチンダ陸軍副司令官(57)が12日、内定した。
地元メディアが報じた。柔軟志向で人望があり、政治関与も期待されるアヌポン氏の就任は、タイの政情安定化を促し、民政復帰に向けたプロセスを円滑に進める新たな一歩となる。
アヌポン氏は、タクシン前首相と予備士官学校の同期だが、距離を保ち、陸軍主流派エリートとして着実に昇任してきた。昨年9月のクーデターでは、バンコクを管轄する第1軍管区司令官としてソンティ氏を支持。暫定体制の中枢機関・国家治安評議会のメンバー入りし、同氏の信頼も厚い。
by deracine69 | 2007-09-12 20:48 | アジア・大洋州