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大阪ガス、コージェネ補助金26億円を不正受給

9月12日20時52分配信 産経新聞

 大阪ガスは12日、顧客に導入したコージェネレーション(熱電併給)設備などの事業22件で、経済産業省から交付された補助金計約26億2850万円について不正な手続きが見つかったと発表した。同日、経産省に報告し、今後は指示に従って補助金返還などの手続きを取るという。

 大ガスは7月31日、子会社のコージェネテクノサービス(大阪市西区)などが虚偽の見積書を作成して、補助金約5100万円を不正に受給していたことを公表。社内に調査委員会を設け、類似の案件を調べた結果、平成9~18年度に交付申請した補助事業151件のうち、7月の公表分を含む22件に不正が見つかった。コージェネ設備などの工事契約を締結する前に競争入札か複数の見積書を取得する必要があるが、16件では見積書を取得、検討せずに補助金を申請。残る6件では複数の見積書を検討したが、補助要件を満たさない内容の見積書を、他社の見積書に差し替えるなどしていたという。

 大ガスでは内部監査体制の強化や、社外メンバーを中心としたコンプライアンス(法令順守)委員会の設置など再発防止策を来年3月までに順次実施していく。大ガスでは昨年、子会社の談合事件をきっかけに、グループ全体の不正を総点検するとともに、法令順守の徹底に取り組んでいた。今回新たに多数の不正が見つかったことに対し、芝野博文社長は「信頼を裏切ることになり、まことに申し訳ない。深くおわび申し上げます」と陳謝。自らの減給を含む社内処分を30日付で実施すると発表したが、引責辞任の考えはないと述べた。

by deracine69 | 2007-09-12 20:52 | 経済・企業  

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