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台湾ウナギを国産偽装? 宮崎の養鰻業者など立ち入り検査

9月14日23時46分配信 産経新聞

 宮崎県の養鰻業者や問屋らが台湾から輸入したウナギの成魚を国産と偽り、国産ウナギのかば焼きとして販売されていた疑いがあるとして、農林水産省が九州の4県と合同で流通にかかわる十数業者に対し、JAS(日本農林規格)法に基づく立ち入り検査に入っていることが14日、分かった。養鰻業者の肩書で宮崎県産の証明書を出していたとみて同省などは加工業者などの資料を詳しく調べているが、養鰻業者らは偽装を認めているという。

 農水省や地元関係者によると、宮崎県は国産ウナギの産地として急伸しており、全国シェア第3位。問題の業者はもともと問屋だったが、養鰻業を兼業するなどし、台湾から輸入した成魚に宮崎県産の証明書をつけ、鹿児島や熊本、福岡のかば焼き加工業者に販売した疑いが持たれている。

 地元関係者によると、ジャポニカ種の国産と台湾産などは出荷段階で、1キロあたり300~400円の価格差がある。養殖も行わず、台湾産などの成魚を流通させるだけで多大な利益を生むという。

 JAS法ではウナギのかば焼きは加工品で、包装に原産地表示が必要だが、業者間の取引は不正を問うことができない。このため、農水省では流通にかかわる業者がどこまで偽装を知っていたか、各県とともに詳しく調べている。

by deracine69 | 2007-09-14 23:46 | 経済・企業  

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