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<ミャンマー>僧侶ら数百人拘束 治安部隊が僧院も破壊か

9月27日11時43分配信 毎日新聞

 【バンコク井田純】ミャンマーからの情報によると、反軍政デモに対する武力鎮圧で流血の事態となった最大都市ヤンゴンで27日、治安部隊が複数の僧院に突入、僧侶ら数百人を拘束した模様だ。僧院が破壊されたとの情報もある。軍事政権は、地方に配置していた軍部隊をヤンゴンに送り要員を増強していたが、拡大の一途を続けるデモに対し、僧侶らの拠点となっている僧院の弾圧に踏み切ったとみられる。



 仏教国ミャンマーを象徴する僧院への直接的な弾圧で、市民らの怒りはさらに高まり、対決は一層先鋭化する見通しだ。
 また、AP通信は同日、アウンサンスーチー書記長率いる同国最大野党「国民民主連盟」(NLD)の幹部が軍事政権に拘束されたとの情報を伝えた。

 ヤンゴンでの26日の武力弾圧について、AP通信は5人が撃たれ死亡したと伝えた。軍事政権は同日夜、国営放送を通じ「1人が死亡、3人が負傷した」と死傷者が出たことを認め、僧侶らデモ参加者を非難していた。

 僧侶や市民は軍政の武力弾圧で死傷者が出たことに強く反発、27日も反軍政デモを続ける構えを示している。27日はNLDの創設記念日に当たるため、反軍政機運が盛り上がってさらに衝突がエスカレートする可能性が高まっていた。

 26日には、ヤンゴンの他に第2の都市マンダレー、西部海岸の都市シットウェでも約1万人規模の抗議デモが起きた。

by deracine69 | 2007-09-27 11:43 | アジア・大洋州  

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