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現代の米騒動 料理がすべて「半ライス」 米不足のフィリピン

2008.4.5 18:40 MSN産経ニュース

 【シンガポール=藤本欣也】東南アジアでコメの高騰を背景に買いだめが広がり、一部でコメ不足が深刻化している。コメの輸入国フィリピンでは4月に入り、レストランのライスをすべて「半ライス」にする店も現れた。価格上昇は続くとみられており、“米騒動”を懸念する声も出ている。

 「ライスではなく、プライス(価格)を半分にしてくれ」。東南アジアでコメの価格が年初来30~40%上昇する中、マニラ首都圏の商店前ではプラカードをもった住民らが抗議活動を行った。フィリピン政府は社会の不満の高まりを前に、ベトナムからのコメ輸入を確保する一方、コメをため込む悪徳業者を最高刑・終身刑の厳罰に処す方針を示すなど対策に躍起となっている。シンガポールでも消費者の買いだめで店頭のコメが不足している。

 昨年後半から始まったコメの価格高騰の背景には、(1)天災による不作(2)国内向けの供給を優先したベトナム、インドなどコメ産出国の輸出規制-などがある。

 域内では燃料、小麦価格も高騰しており、インフレ対策に頭を悩ますインドネシアのユドヨノ大統領は国連に善処を求めた。

by deracine69 | 2008-04-05 18:40 | アジア・大洋州  

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