中国の「暴利」業界やっぱり「不動産」 イメージ調査3年連続1位
4月17日8時26分配信 フジサンケイ ビジネスアイ中国人が「もうけすぎ」と考える業界は-。上海紙の東方早報とインターネットポータルサイト「捜狐(SOHU)」がまとめた2008年「中国暴利業界ランキング調査」で「不動産業界」が1位となった。
住友商事総合研究所の月刊「ワールドフォーカス」が伝えた。ネットユーザー4000人を対象に、代表的な26業種の中から「もうけすぎ」と感じる業界を聞いてまとめた調査で、02年から毎年発表され、不動産業界は3年連続首位という“名誉”に輝いている。
直近2年間のランキングでは、上位の業種に不動産(08年1位)や葬儀(同3位)、高速道路(同6位)、教育(同8位)、ネットゲーム(同10位)が「暴利」と映っている。
なかでも3年連続首位の不動産業界は、「中国富豪ランキング」(07年版)で上位100人中、約4割が不動産関連の業者に集中するなど“不動産成金”のイメージが中国社会に広がっている。都市部などでの不動産相場の高騰ぶりが拍車をかけているようだ。
「暴利むさぼり」のイメージに、拝金主義がはびこる中国の都市部住民の“嫉妬(しっと)”も透けてみえる。住商総研では、「中国社会の変化を読み解く重要なひとつになる」と話している。(西川博明)
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■中国「暴利」業界ランキング
順位2008年 2007年
(1)不動産 不動産
(2)メガネ 高速道路
(3)葬儀 葬儀
(4)通信 自動車学校
(5)薬品 電力
(6)高速道路 有線テレビ
(7)化粧品 医療・薬品
(8)教育 教育
(9)結婚写真 美容整形
(10)ネットゲーム ネットゲーム
(住友商事総合研究所「ワールドフォーカス」から)
by deracine69 | 2008-04-17 23:10 | アジア・大洋州