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琵琶湖の環境守れ 市民団体「トラスト」発足

2008年4月13日 中日新聞

 琵琶湖の自然環境を守る市民団体「びわ湖トラスト」が12日、発足した。27日に同名の特定非営利活動法人(NPO法人)を結成する。

 設立のきっかけは、県の財政難による調査予算の削減。湖底観測用自律型潜水ロボット「淡探(たんたん)」運行も困難になり、調査の継続を求める市民が昨年12月から準備を進めてきた。

 発起人253人には登山家の野口健さんや「ヤンキー先生」こと義家弘介参院議員も加わった。今後は「びわ湖環境あしなが基金」の名で寄付を募り、会員を募集。湖の保全や研究、環境教育を支援する。

 大津市であった発足式で、中心メンバーの山内陽子事務局長が「北海道や沖縄からも応援メッセージが届いている。今日は琵琶湖の意識改革の日」とあいさつ。理事長に就任予定の山田能裕・比叡山延暦寺大僧正は「家庭や山々から水をきれいにしないといけない」と呼び掛けた。

 「淡探」を開発した東京大の浦環教授(水中工学)は「湖の表面と違い、湖底の現象を知るのは難しい」と指摘。「ロボットで長期間、広範囲のデータを集めないと正しく認識できない」と、運行の継続を訴えた。(妹尾聡太)

by deracine69 | 2008-04-13 23:59 | 社会  

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