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<中国地震>大局的な状況分からず不安…現地の海外協力隊員

5月13日0時38分配信 毎日新聞

 成都から北へ約50キロ離れた四川省徳陽にある病院で青年海外協力隊員として活動していた松井真也さん(31)は、宿舎の自室で地震に遭った。ベッドに座っていたが、突然身動きできないほどの横揺れが約3分間続き、小物が落ち冷蔵庫が約50センチずれた。

 病院には地震直後から割れたガラスで頭を切ったり、骨折したけが人が救急車やトラックなどで次々に運ばれてきた。松井さんは「午後6時ごろには約50人が搬送されてきた。今もどんどんけが人が来ている」と話す。

 12日夜は電気は通っているが、水道の水は出ず、インターネットもつながらない状態となった。周囲で建物倒壊などの被害は確認できないが、地元のお年寄りは「こんな大きな地震は初めてだ」と動揺した様子だったという。自室のテレビも映らず、松井さんは「地震の規模や被害など大局的な状況は、むしろ日本からの国際電話で知らされている」と不安そうに話した。

 ◇階段も道もごった返し…必至に避難した留学生

 北海道旭川市から成都市の四川大学に留学中の男性(44)は、地震の揺れについて「市内のマンション22階にいたが、大きな横揺れが3分ほど続いて怖かった。近くの別のマンションの窓ガラスが割れるほどで、非常階段で急いで逃げた」と不安そうに話した。

 非常階段は避難者でごった返しており、男性は避難中の揺れで倒れて手に軽いけがをした。マンション付近の道路や交差点は避難住民であふれ、男性は「風呂場から全裸で逃げてきた住民や布団をかぶったまま怖がるものなど、騒然とした状態だった」と話した。

by deracine69 | 2008-05-13 00:38 | アジア・大洋州  

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