長野で聖火トーチ1本紛失発覚 中継後、何者かが声かけ持ち去る
5月13日12時41分配信 産経新聞長野市で4月26日に行われた北京五輪聖火リレー中、聖火のトーチ1本が紛失していたことが13日、分かった。
長野市教委によると、公募のランナー1人が中継地点で、次のランナーのトーチに聖火を引き継いだあと、コースの歩道側に寄って移動バスを待っていた際に、何者かが「トーチ、トーチ」と声を掛けてきて、トーチを手渡した。
ランナーはすぐに移動バスに乗ったが、トーチは戻ってこなかったという。中継地点には市職員、ボランティアの計3人が配置されていたが、沿道は混乱し、手渡したところは目撃していないという。
移動バス内で紛失に気付いた市の担当者が北京五輪組織委に連絡。トーチは各ランナーに走行後、贈呈されることになっているため、急遽(きゅうきょ)、予備の1本をプレゼント用に割り当てる措置をとったという。
盗難にあたる可能性もあるが、市教委は「実質的な被害はなく、トーチの所有者である北京五輪組織委から(紛失したトーチの)回収依頼もない」として、警察への被害届は出さなかった。
トーチはアルミ合金製で長さ72センチ、重量985グラム。中国の伝統的な紙の巻物の形に赤色の「祥雲」をモチーフにデザインしている
by deracine69 | 2008-05-13 12:41 | 社会