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<期限切れ刺し身>「魚きん」秋田店、盛り合わせに使い回し

5月20日11時42分配信 毎日新聞

 全国14カ所に店舗を構える鮮魚販売店「魚きん」(本社・東京都中央区)の秋田店が、消費期限切れの刺し身を販売していたことが分かった。秋田市保健所などは20日、食品衛生法に基づき店の立ち入り調査を行った。

 本社によると、社の内規では加工日を消費期限としているが、秋田市の百貨店秋田西武地階にある秋田店では07年10月ごろから、売れ残った刺し身を冷蔵庫に保存。変色しにくいタイやヒラメなど白身の刺し身について、においや色を確認したうえで、翌日販売する盛り合わせとして使い回していた。

 本社の調査に対し店長は「もったいないので使ってしまった」と話し、自らの指示で週1、2回程度繰り返し販売していたことを認めているという。

 飯盛喜一管理部長は「消費者の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ない。他店では同様のケースはなかった。消費期限のチェックや売れ残りの廃棄を徹底する」と話した。【百武信幸】




デパ地下の刺し身、期限切れ使いまわし 立ち入り検査
2008年05月20日10時38分

 東日本を中心に百貨店の地階(デパ地下)に出店している鮮魚販売会社「魚(うお)きん」(本社・東京)の秋田店で、消費期限の切れた刺し身を翌日の「刺し盛」の一部として販売していたことが分かった。打越寿則店長は「まだ使えると思って、週に1、2回やってしまった。お客様に申し訳ないことをした」と話している。

 「魚きん」は、「事実関係はこれから把握する。今後は、刺し身はその日限りで処分するという方針を徹底する」とコメント。秋田県生活衛生課によると、こうした販売行為は「食品衛生法」「日本農林規格(JAS)法」に抵触する恐れがある。

 同社秋田店は、秋田西武の地下にある。関係者によると、刺し身の消費期限は「当日限り」としているが、売れ残った刺し身はすべて冷蔵庫に保管し、翌日に色やにおいなどを調べたうえで一部を販売していた。変色しやすい赤身や青ものは避け、主にタイやヒラメなどの白身が翌日の「4点盛」の一部に使われていたという。600円前後で人気商品だった。

 複数の関係者が「上司から、金になるものは金にしろと言われた」と証言しているのに対し、打越店長は部下への指示を否定。ただ、取材に対し、秋田店での勤務経験があり、東北・北関東4店舗を統括する田中文男営業部長も同店で自ら使い回しをしていたことを認めている。

 「魚きん」の店舗は、デパ地下を中心に全国14カ所。帝国データバンクによると、06年5月期の売り上げは35億円。(岡林佐和、田中祐也、岡田昇)

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 百貨店地階に出店している鮮魚販売会社「魚(うお)きん」(本社・東京)の秋田店で、消費期限の切れた刺し身を翌日に使い回していた問題で、秋田市保健所と東北農政局秋田農政事務所は20日、「食品衛生法」(表示の基準)と「日本農林規格法」(加工食品の品質表示基準)に抵触する疑いもあるとみて同店に立ち入り調査に入った。

 関係者によると、同店では刺し身の消費期限を「当日限り」としているのに、タイやヒラメなど売れ残った白身を翌日の「4点盛」の一部に使っていた。同店側も「まだ使えると思って、週に1、2回やってしまった」と事実を認めている。

by deracine69 | 2008-05-20 11:42 | 社会  

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