人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ガソリンなど卸値、市場価格に連動 透明性増す

2008年05月26日19時33分 朝日新聞

 石油連盟の天坊昭彦会長(出光興産社長)は、ガソリンなど石油製品の卸値を、国内市場価格に連動させる仕組みに変える考えを明らかにした。今年度中にも実現させる。値決めの透明性が増す半面、値段の振れが大きくなり消費者が買い時の判断に困るようになる恐れもある。

 26日の会長就任会見で述べた。東京工業品取引所のガソリンの先物価格など、国内の石油製品の需給を反映した市場価格を基準指標にする考えという。需要と供給で決まる価格を基にするので、価格の公正性・透明性は増す。

 最大手の新日本石油の場合、これまでは、前月26日~当月25日の海外からの原油調達費の変動幅を基に、翌月の卸値を決めていた。しかし、原油が一本調子で値上がりする現在の局面では、調達コストの価格上昇分を卸値にうまく上乗せできなかった。

 小売業者も、国内の需給によらない価格で卸値が決まるため、小売価格を決めにくかった。国内の需給が緩んだときは、収益を度外視した安売り合戦も起きていた。

by deracine69 | 2008-05-26 19:33 | 経済・企業  

<< インフルエンザワクチン、製造期... 「解散、来年の都議選後がいい」... >>