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福田政権を追い詰める「オバア」の怒り

6月3日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 沖縄県議選(6月8日投開票)が30日、告示された。ここでも争点は“平成の姥捨て策”の是非など。民主など野党は4月の衆院山口2区補選で勝利した勢いをそのままに押せ押せムード。対する自公与党は防戦一色だ。与党が惨敗すれば、仲井真県政は倒壊。福田政権の瓦解が始まる。

●なりふり構わぬ自公は相変わらずの争点隠し

「与野党とも幹部をドンドン送り込んで国選並みにシャカリキになっています。与野党の議席が逆転した場合、米軍普天間基地の移設はストップ。何よりも野党は、終盤国会の争点が後期高齢者医療制度だけに、県議選の結果がそのまま福田政権の評価につながるとみている。逆に自公は勝てば『信任を得た』と宣伝できるため、必死です」(沖縄県政事情通)

 公明党の太田代表が仲井真知事との会談で、保険料見直しをPRしたかと思えば、自民が浜田幸一元衆院議員を起用したCMを沖縄だけに流すのもそのためだ。

「告示日の出発式で、与党候補は『制度を見直す』とか『低所得者の負担を軽減』とか、その場しのぎの軽口ばかり。『地域振興を図る』などと、あえて争点を隠す候補も目立ちました」(地元野党県連)

 自公がなりふり構わず姑息な手段に出るのは危機感の表れだ。

「過去の県議選の争点は『基地と経済』という沖縄的課題だったが、今回は全く違う。まず、1世帯当たりの自家用車保有台数が約1.8台と多く、ガソリン代がかさむ沖縄で、暫定税率を復活させたことで、暮らしに直結する国政課題が浮上。さらに、後期高齢者医療制度でお年寄りの怒りに火がついたのです。沖縄はNHK朝の連ドラ『ちゅらさん』のオバアを見れば分かるように、年寄りの発言力が強い。その年寄りたちが一致団結して制度廃止に向けて立ち上がったのです」(前出の事情通)

 自公推薦で知事になった仲井真は、記者会見で「結果によって(県政に)影響する」と強調。慌てて与党候補者の集会に顔を出しまくっている。

 軽口に騙されるほど、沖縄のオバアたちは愚かではない。

by deracine69 | 2008-06-03 10:00 | 政治  

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