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病状触れ摂政設置の経緯 大正天皇実録に記述

2008/06/04 18:57 共同通信

 宮内庁が4日公表した「大正天皇実録」は、病弱だったとされる大正天皇の症状に触れながら、皇太子(後の昭和天皇)の摂政就任に向けた皇室会議開催の経緯を記していた。

 実録によると、大正天皇は1914(大正3)年ごろから「軽度の御発語御障碍」があり、その後、姿勢が「前方へ屈せらるる御傾向」が強まり、18(同7)年には姿勢が右側に傾き、乗馬の姿勢も整わなくなった。

 さらに「御判断御思考等の諸脳力」が次第に衰え、特に記憶力が衰退。いったんは回復したが、発語が不自由で表現が困難になった。

 「聖体の御異状概ね上記の如くなるを以て」21(同10)年11月21日午前11時、男子皇族や宮内大臣らが出席して皇族会議を開催。「天皇陛下御病患久きに亘り大政を親らしたまふこと能はさるを以て」摂政を置くことを議決し、皇太子の摂政就任が決まった。会議は10分間で終了したとしている。

by deracine69 | 2008-06-04 18:57 | 社会  

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