宮崎勤死刑囚ら刑執行 「自信持って」と鳩山法相
2008/06/17 13:36 共同通信鳩山邦夫法相は17日、東京、大阪両拘置所で幼女4人連続誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)ら3人の死刑を執行したと発表した。宮崎死刑囚の裁判は刑事責任能力が争われ、約16年に及んだが、執行は確定から約2年4カ月後だった。
発表会見で鳩山法相は「慎重の上にも慎重に検討した結果、絶対に誤りがないと自信を持って執行できる人を選んだ。数日前に執行を命令した。正義の実現のためには粛々とやるのが正しいと信じている」と述べた。
鳩山法相による死刑執行は昨年12月以降4回目で計13人。死刑が3年余りの中断後再開された1993年以降、最多だった長勢甚遠前法相の10人を超えた。今回の執行で確定死刑囚は102人となった。
宮崎死刑囚は東京拘置所で執行された。確定判決によると、88年から89年にかけて、埼玉県と東京都の4-7歳の女児4人を次々に連れ去り、首を絞めて殺害。遺体を切断したり、骨を焼くなどした。また遺族宅に骨を入れた段ボール箱を置いたり、新聞社に「今田勇子」名で犯行声明を送るなど、異常な行動や、公判での意味不明な言動が注目を浴びた。
ほかの死刑執行は陸田真志死刑囚(37)と山崎義雄死刑囚(73)。
by deracine69 | 2008-06-17 13:36 | 司法