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露首相が「皆殺し」?表現誤解され石炭大手の株価急落

2008年7月25日23時44分 読売新聞

 【モスクワ=瀬口利一】ロシアのプーチン首相=似顔=は24日、ニューヨーク証券取引所に上場している露石炭大手企業「メチェル」のダンピングや脱税疑惑を暴露し、同社のジュージン社長を名指しして「医者を送り込んで始末せざるをえない」と語った。

 このため、同社株価の時価総額が57億ドル(約6100億円)目減りする騒ぎとなった。インターファクス通信が伝えた。

 「始末する」とのロシア語表現は、軍や秘密警察が「掃討」「皆殺し」の意味で使う隠語。発言がインターネットやテレビで世界に流れ、同社の株価は約38%急落した。通信、鉄鋼関連など他のロシア企業も軒並み株価を下げた。首相が事実上、当局に捜査を命じたことで、外国投資家の不安を招いたらしい。

 発言は、地方都市ニジニノブゴロドで開いた冶金(やきん)大手企業幹部との会合で行われた。ジュージン社長は病気を理由に欠席したが、首相はメチェル社が国際市場価格の半値で原料をたたき売りしていると批判。「利ざやや納めるべき国税はどこに消えたのか」と、価格操作や税逃れの疑いを指摘した。

by deracine69 | 2008-07-25 23:44 | ヨーロッパ  

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