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中国のバス爆破、ウイグル独立組織が犯行声明 五輪施設攻撃も予告

2008.7.26 10:55 MSN産経ニュース

中国のバス爆破、ウイグル独立組織が犯行声明 五輪施設攻撃も予告_f0013182_1333161.jpg 【ワシントン=山本秀也】中国雲南省の昆明市内で路線バスが連続爆破された事件で、米バージニア州のテロ情報収集・分析企業、インテルセンター社は25日、新疆ウイグル自治区の中国からの分離・独立を叫ぶ「トルキスタン・イスラム党(TIP)」が犯行への関与を認めるビデオ声明を出したと発表した。声明は五輪関係施設に対する新たなテロ攻撃を予告する内容となっている。

 声明は事件2日後の23日付で、「雲南におけるわが聖なるジハード(聖戦)」と題されている。声明でTIPのセイフラ司令官は、「五輪開催の停止を求めるわが党の警告を中国当局は無視した」と、犯行の動機を説明した。

 その上で、「われわれの目的は五輪関連の最も重要な施設を標的とすることだ。これまでにない新たな戦術で、中国中央部の数都市に対する攻撃を試みる」と、新たなテロ攻撃を予告した。

 これまでの犯行として、声明は昆明など雲南省内での路線バス爆破のほか、上海でのバス炎上(5月)▽浙江省温州での対警察テロ(7月)▽広東省広州でのプラスチック工場爆破(同月)-を「TIPの志願者」による犯行として挙げた。

 TIPは、米中両政府がテロ組織として認定している新疆ウイグル自治区の組織「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」と同一組織とされ、今年5月に中国支配への闘争を挑む「聖戦」の宣言が情報機関に入手されていた。

 ビデオ声明の真偽を確認する他の情報はこれまで伝えられていない。在米のウイグル人組織「ウイグル・アメリカン協会」(UAC)では、こうした「テロ情報」を理由に、「中国の治安当局が同自治区での弾圧を強めている」として、非難する声明を今月に入り発表している。


中国バス爆破で犯行声明、「トルキスタン・イスラム党」名乗る
2008年7月26日12時59分 読売新聞

 【ワシントン=五十嵐文】テロ組織の情報収集・分析を行っている米企業「インテルセンター」(バージニア州)は25日、中国の雲南省昆明で21日に起きた路線バスの連続爆破事件などに関し、「トルキスタン・イスラム党(TIP)」を名乗る組織が犯行を認めるビデオ声明を出したことを明らかにした。

 同センターは、ビデオの入手方法について「明らかにできない」としているが、声明は「雲南での神聖なジハード(聖戦)」と題するビデオに収められている。この中で、TIPのセイフッラー司令官がウイグル語で、「北京五輪を中止するよう繰り返し要求してきたが、中国は警告を無視した」と批判。また、5月5日に上海で起きたバス炎上事件も敢行したと主張した。

by deracine69 | 2008-07-26 10:55 | アジア・大洋州  

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