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イー・モバイル、不当広告か 公取委が調査

2008年7月26日15時2分 朝日新聞

 携帯通信事業者の「イー・モバイル」(東京)が、今春に出した「電話基本料0円」などと書かれた広告をめぐり、通話料以外の料金がかからないかのような誤解を招くとの苦情があることがわかった。公正取引委員会も、不当表示を禁じた景品表示法に違反する疑いがあるとみて調べている。

 同社は昨年3月に小型携帯端末を定額で利用できるデータ通信サービスを開始。今年3月からは音声サービスを全国で開始し、携帯電話事業への新規参入を果たした。

 問題となった広告は、今年3~4月に駅構内の巨大ポスターや電車の中づり広告、店頭などで掲示。赤地に白の大きな文字で「ありえない!基本使用料0円」「月々980円で24時間いつでも通話無料」などと書かれていた。

 ところが実際は、電話だけの利用であっても月額1000~4980円のデータ通信料が別途必要で、実質的な基本料は0円ではなかった。無料サービスも、同社の携帯電話同士のみが対象だった。

 広告には、小さな文字で「別途、データ通信料が必要」などと各条件が書かれていたが見づらく、誤解するという苦情や指摘があったという。同社は今年6月以降の広告では、データ通信料を含めた価格表示にしている。

 携帯電話の広告をめぐっては、「0円」表示で06年12月にソフトバンクモバイルが、昨年11月には「半額」表示でNTTドコモとKDDIがそれぞれ、公取委から警告を受けている。

 イー・モバイルは、広告表示について「社内法務部門と顧問弁護士による確認を、制作工程全体で逐次おこなっている」と説明している。(高田英)

by deracine69 | 2008-07-26 15:02 | 経済・企業  

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