クライスラー、タタなどと提携か 米以外での事業拡大図る
2008/07/31 08:31 共同通信【ニューヨーク30日共同】経営が悪化している米自動車大手クライスラーがインドの大手タタ自動車やイタリアの同業大手フィアットと、事業提携の交渉を進めている、と30日のロイター通信が報じた。関係者の話として伝えた。
主力の北米市場での低迷が深刻化しているクライスラーは、提携を通じて米国以外の市場での事業拡大を図る。
タタにはスポーツタイプ多目的車(SUV)の「ジープ・ラングラー」を供給し、インドやほかのアジア市場で販売する方向で協力。フィアットには北米で減産しているクライスラーの余剰生産施設を提供するほか、米国でのフィアット車の販売も支援する方針。
2007年に投資ファンド、サーベラス傘下となったクライスラーは販売低迷で資金繰りの悪化も懸念されており、海外販売の拡大や北米生産施設の賃貸料などによる資金の確保も目指す。
by deracine69 | 2008-07-31 08:31 | 経済・企業