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中国当局が禁止薬物製造業者を取り締まり、30社強制閉鎖

2008年7月30日23時14分 読売新聞

 【北京=結城和香子】禁止薬物の世界有数の供給元とされる中国が、北京五輪を前に、政府の肝いりで大規模な生産・流通の取り締まりを行っている。

 国家食品薬品監督管理局の高峰・特殊薬品監視所長は29日、記者会見し、今年はじめに8省庁の代表が薬物取り締まりの特別チームを作って15省を視察、筋肉増強剤やヒト成長ホルモン(hGH)、赤血球を増加させるエリスロポエチン(EPO)などを違法に生産していた化学製造業30社を強制閉鎖したと語った。

 4、5月には、ギリシャの重量挙げ代表11選手と、同国の競泳男子二百メートルバタフライの欧州記録保持者が、筋肉増強剤メチルトリエノロンに陽性となったが、その供給元だった上海の化学製造会社も、認可撤回の上、起訴したという。

 中国は、今年に入り代表レベルの選手を対象に5000件を超える薬物検査を行い、陽性となった2選手とコーチを生涯の資格停止処分としている。北京五輪で自国選手に薬物陽性が出ないよう、水際作戦を強力に進めており、生産取り締まりはその一環でもある。

 一方、高所長は、独テレビ局の「おとり撮影」で、匿名の中国の医師が幹細胞移植による遺伝子ドーピングを申し出たとされることについて、「もし違反が見つかったら医師・研究機関ともに処罰する」と語った。

by deracine69 | 2008-07-30 23:14 | アジア・大洋州  

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