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「五輪開幕までにテロ攻撃」情報…カシュガル襲撃で公安当局

8月5日1時23分配信 読売新聞

 【北京=佐伯聡士】中国西北部の新疆ウイグル自治区カシュガルで4日発生した武装警察部隊襲撃事件で、地元の公安当局は同日、同自治区の分離・独立を目指す勢力で中国などがテロ組織と認定する「東トルキスタン・イスラム運動」が「8月1日から8日の北京五輪開幕までの間にテロ攻撃を計画している」との情報を得ているとして、テロリストによる攻撃との見方を示した。国営新華社通信が伝えた。

 当局は、逮捕した容疑者2人の身元をウイグル族の28歳と33歳の男としており、背景などを詳しく調べるとともに、8日の開会式に向け、全土で警戒をさらに強化している。

 当局の調べによると、早朝訓練でジョギングをしていた70人以上の武装警官が、部隊施設から約100メートル離れたホテルの前を通りかかった際、警官の列にダンプカーが突入。電柱に衝突して停止した後、車から降りた1人が、手製の爆発物を武装警官に投げつけて爆発させた。その間に、もう1人が部隊施設の門に向けて爆発物を投げた。武装警官16人が死亡、16人が負傷し、うち4人は重傷だという。

 車を運転していた容疑者の男は、爆発物を点火する際に腕を負傷したという。車からは、手製の爆発物10個、銃1丁、ナイフ4本が見つかった。

 新華社電によると、当局は今年1月、「東トルキスタン・イスラム運動」の指令を受けたテロ組織メンバー10人を五輪を狙ったテロを計画していたとして拘束、3月にも旅客機のテロ未遂事件で男女3人を拘束した。

 新疆ウイグル自治区の区都ウルムチの当局は、今年上半期に五輪破壊を狙った5つの暴力・テロ組織を摘発し、「テロ容疑者」82人を拘束したとしている。

by deracine69 | 2008-08-05 01:23 | アジア・大洋州  

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