ポリネシアで放射能汚染か フランス核実験の環礁近く
10月30日21時42分 共同通信【シドニー30日共同】ニュージーランド紙ドミニオン・ポストは30日までに、1990年代半ばまでフランスが核実験を行っていた南太平洋のムルロア環礁(フランス領ポリネシア)近くの島で、高レベルの放射能汚染が報告され、住民が相次いで治療などを受けていると伝えた。
同紙によると、放射能汚染が報告されたのは、ムルロア環礁の北北東約115キロのトゥレイア環礁。約100人が住み、有人の島としてはムルロア環礁に最も近い。多い時には一日に5人の住民が「放射能に関係したとみられる病気」のため、ニュージーランド北部の病院で診断、治療を受けているという。
ポリネシアのテマル行政長官は同紙に対し、フランス政府が核実験による健康や環境上の影響を隠ぺいしていると非難。
by deracine69 | 2005-10-31 21:42 | アジア・大洋州