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全敗も当然…バラバラだった反町ジャパン

8月14日 7時01分 スポニチ

 【北京五輪・サッカー男子 日本0―1オランダ】反町ジャパンが屈辱の未勝利で北京五輪を終えた。サッカー男子五輪代表は13日、1次リーグ最終戦でオランダと対戦し、0―1で敗れた。すでに1次リーグ敗退は決まっていたが、後半28分にPKで決勝点を奪われ、最後に意地を見せることすらできずに3連敗。オーバーエージ枠が導入されて現行の大会制度になった92年バルセロナ五輪以降、4度目の出場で初の未勝利での敗退となった。

 4年に1度の大舞台は最悪の結果に終わった。後半28分に本田圭の与えたPKで失点。相手とほぼ同数の11本のシュートを放ちながら、最後まで得点力不足に泣いた。メダル獲得を目標に掲げた戦いは、3戦全敗で終えん。反町監督は「悔いはありません。2年間で選手たちのプロ意識を高める手助けをした自負はある」と強がったが、世界の壁はあまりにも厚かった。

 最終戦で指揮官と選手の間に“溝”もできてしまった。試合前に反町監督から「オランダはうまいから前からボールを取りにいかなくていい」との指示が出たが、選手は無視。本田圭は「オレの考えは違った。何人かの選手に“前からいって相手を圧倒しよう”と話したら、賛同してもらった」と証言した。試合後は森本がサポーターにあいさつするチームに加わらずに足早にロッカーに引き揚げるなど、後味の悪い最終戦となった。

 06年8月のチーム発足後、通算17勝8分け10敗と勝ち越しながら、アジア以外との対戦は2勝3分け8敗と大きく黒星が先行。水本主将は「この悔しさを次につなげないといけない」と唇をかんだ。屈辱を教訓に変えられるかどうかは、若い選手たちの今後の奮起に懸かっている。

by deracine69 | 2008-08-14 07:01 | スポーツ  

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